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書評『ドリルを売るには穴を売れ』

おすすめ度:★★

【本書の概要】
B to Cマーケティングの基本を解説した入門書。
解説は分かりやすいが、マーケティング入門書という割にはマーケティングの一般論ではなく著者独自の理論を掲載している箇所が何点かあり、そこがいかがなものかと思った。
またビジネス書でよくあるパターンだが、各章が小説部分と著者による解説部分で分けられている。
小説部分がありきたり?のストーリーでつまらないので途中から解説部分しか読んでいないが、両者の関係性が薄い為特に問題なかった(笑)
結論、ベストセラーのようだが個人的にはあまりオススメできない。

【自分が付箋をつけたポイント】
・ベネフィット(便益=森岡さんでいうWhat)には機能的ベネフィットと情緒的ベネフィットの2種類がある
例えば腕時計の場合、「常に正確な時刻が表示される」「軽い」等が機能的ベネフィットに該当し、高級腕時計等を所有することによる「ステータス」や「優越感」は情緒的ベネフィットに該当する

・STP分析:
①セグメンテーション.. 市場を何らかの基準によって区分けし、グループに細分化すること
②ターゲティング.. 細分化した市場のなかから、自社が狙うべきセグメントを決めること
③ポジショニング.. ターゲットとするセグメントに対して、どのように差別化された価値を創造するか、自社がどのようなポジションを取るかを決めること

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