
高須正和:自己紹介/最近の仕事
オンラインミーティングなどが増えてきたので、初対面の人に仕事や自己紹介する情報をまとめます。登壇用のプロフィール,連絡先はこちら。
仕事,研究,コミュニティ 3つの活動をしています。

事業開発
2017年に株式会社スイッチサイエンスに転職し、グローバル事業開発を担当しています。スイッチサイエンスはIoTの開発ボードの設計開発、輸入販売をしています。僕は中国深圳をベースに、様々な国の開発ボード、センサー、ロボット等の企業(スタートアップが多い)と新しい製品の発見、輸入、投資や事業提携などを担当し、深圳M5Stack, Elephant Robotics,量子コンピュータのSpinQなどは日本での総代理店や若干の投資を行っています。
スイッチサイエンスは最近、それらを含めたIoTの受諾開発も始めました。
出張が多いのは香港・台湾・上海・タイ・マレーシア・シンガポール・アメリカ・イギリスです。(コロナ以後はずっと深圳、出張も上海ぐらいですが)
深圳市大公坊创客基地iMakerbase,深圳市創品工場MTOM,MakerNet深圳,Heroad Fund等でのパートナーやメンター等もあり、日本企業の中国パートナー(特にハードウェア製造。参考:なんでもぜんまい製品化への道)連携も仕事にしています。
こちらは、日本や東南アジアのビジネスを深圳からサポートする(投資する、量産の手伝いをする、中国市場を開拓するなど)です。
調査研究
2016年~JETROアジア経済研究所、2018年~早稲田大学、2020~ガレージスミダ研究所等で招聘研究員や非常勤講師をしています。「深圳の産業集積とハードウェアのマスイノベーション」(授業の録画まとめ)が早稲田ビジネススクールでの講義タイトルです。
電子工作のムーブメントに長く関わっていることや、2016年の著書「メイカーズのエコシステム」をきっかけに、コンピュータサイエンスや新興国経済、そしてイノベーション研究のプロジェクトに呼ばれることが増えました。こちらは個人での仕事です。2020年出版の「プロトタイプシティ」は大平正芳記念賞を受賞しています。
それぞれの分野のプロ研究者と一緒に、体験した事例を体系化していけるのはすごく楽しく、大喜びでやっています。
分野としては
・経営・オペレーションズ・リサーチ(イノベーションが起こる仕組みの研究)
・中国/新興国経済研究
・コンピュータサイエンス(主にHCI)
の3分野の中間になります。
「正解のないイノベーション」「技術の民主化」の2つが研究テーマです。
また、中国の製品/技術調査、イノベーション研究やイベントの運営など、個人で請け負っているリサーチやコンサルティング、Maker Faire 深圳, Maker Carnival上海などは運営協力をしています。
付随して、布教活動として様々な媒体で記事を書くことや講演もしています。
・FINDERS 「テクノロジーから見える社会の変化」などなど
・Fabcross 「アジアのMakers」
・技術評論社 「日本人が知らない中国オープンソース 原理主義・嫌儲のない世界」
・科学技術振興機構(JST) サイエンスポータルチャイナ
ほか講演など。
コミュニティ・オープンソース活動
中国最大のオープンソースアライアンス「開源社KaiYuenShe」正式メンバー唯一の外国人として、オープンソース活動に貢献しています。イベントでの発表や翻訳などで、中国オープンソースリーダー33名の一人として選ばれています。
ニコ技深圳コミュニティ(2014年~)の共同発起人、分解のススメ イベントの運営、ニコ技グルガオン観察会など、技術コミュニティを運営しています。
これらは会社での事業でも個人での請負仕事でもなく、つまりはお金が発生しないものですが、だからこそ興味本位で素早く動け、本質的に未来に必要となるものにたどり着けると考えています。
最近はAI,コンピュータサイエンス,技術の民主化,技術の社会実装に関連するオンラインイベントを行っています。
ニコ技深センコミュニテイ(発起人 藤岡淳一/高須正和 所在地 深セン市)は、中国最大のオープンソースアライアンス开源社のコミュニテイパートナーとして社区合作之星をいただきました。
— 高須正和@NT深圳コミュニティ/TAKASU@NT Shenzhen (@tks) November 12, 2021
高須は开源社唯一の国際メンバーです。#中国オープンソースhttps://t.co/8dfEhrbFZB pic.twitter.com/k9csmvlWIg
経歴,バックグラウンド

webディレクター/ネットワークエンジニアみたいなところが、careerの始まりでした。その後事業会社、クリエイティブ集団などに在籍しました。IoT/スタートアップ/研究の仕事はそれらの延長線上だと思っています。
現在の拠点は中国深圳で、様々な場所の技術展示会に参加しています。