制作したデザインが盛大にパクられていた件

【ぱく・る 】
〔「ぱくり」 「ぱくぱく」などの「ぱく」を動詞化した語〕
①大きく口をあけて食べる。ぱくぱく食べる。 「池の鯉がえさの麩（ふ）をさかんに－・っている」
②商品や手形などを、だまし取る。盗む。 「手形を－・る」
③他人のアイデアを剽窃する。 「メロディーを－・る」
④つかまえる。逮捕する。主に受け身の形で用いられる。 「犯行がばれて－・られた」

ーWeblio 辞書より

GW明けの本日ですが、例えるとするならば、ずっと奥歯になにかゴマのようなカスがつっかえている。そんな気分で一日を過ごしました。

上記の写真は一昨年、地元の泉製紙さんと協業して制作させてもらった【圧倒的に交換回数が減るトイレットペーパー】
スーパーにも陳列され、デザイン展ではPOOL inc.の小西さんよりありがたいお褒めの言葉を頂戴した、現在の自分の代表作の一つと言っても過言ではないスーパー想い入れのある作品です。

昨日の夜のこと、妹からラインが一件。

「今日西条のドンキ買い物行ったらあったけん写メった！これ！パクリのやつ！」

うん。これはパクってるね。

デザインの仕事に従事されている方ならわかると思いますが、デザイナーは一つのキャッチコピーに対して何十、何百もの案を出し、その言葉がどう購買者に響くかを分析し、リサーチ、シミュレーションしながら選定していきます。
例えばこのトイレットペーパーの場合、商品の特徴としては、

・2倍長持ちすること
・高単価
・主婦がターゲット

であること。
故にこのパッケージングの課題としては、

2倍長持ちするけど、価格が高いので値札だけ見られたら買ってもらえない。だから値札よりも目立つように商品特性を紹介したい。ただ、大きい文字でバーンとやっちゃうと品がなくなるから、主婦とかが買いにくくなるよね〜・・・
それを全部クリアするにはどうしたらいいもんか・・・

というところから練りに練って、考案したキャッチコピーであり、装飾であり、配色でありました。

それがまぁ・・・

対策としては商標登録や意匠登録なんてのがありますが、言葉の扱いっていうのは難しいですね。

特許登録しない限り、それが自分たちの言葉か？と言うとそうではない。

言葉はめちゃくちゃ人の購買欲を掻き立てたり、感動させる力があるんだけど、独占するのがめちゃ難しい。

しかしまぁ、よくこの2種類を隣同士並べたもんですね。
何かしらの悪意を感じる。笑

ですが、デザインとして全く違う点は、持ち歩きたいか？トイレにパッケージ剥き出しで置いておきたいか？という点においては我らが「圧倒的」の方が勝っていると思います。（ズイ※個人的主観）

デザインってのは難しいですね〜。
そう言うところが面白いんだけども。

今日はこれにて終了〜♪

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