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『量』と『質』どちらを優先させるべきか?

こんばんは、コーチの玉野貴士です。

今日は目標達成において
『量』と『質』どちらを優先させるべきか?
ということについてお伝えしていきます。

あなたは何か大きな目標をたてた時に

その目標に向けての
行動の『量』と『質』を
どちらを優先させますか?


例えば、あなたが
料理の道を極めようとした場合

とりあえず、片っ端から思いつく限り
料理を作り続けてみるのが
『量』を求めるタイプ


色々なレシピや調理法などを
クオリティの高い料理方法を調べて
料理に取り掛かるのが
『質』を求めるタイプです。


どちらも一長一短ですが
あなたはどちらのタイプだと思いますか?


そしてどちらのタイプが
目標達成に到達するのが早いと思いますか?

実は、科学的研究で
『量』を求めるべきか
『質』を求めるべきかの
結論が出ているんですね。

正解は『量』です。

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実際に行われた実験内容はこうです。

とある学生のグループを『量』と『質』
の2つのグループに分けます。


この2つのグループには

『指定時間内に芸術的に
完成度の高い作品を創作してください。』

という共通した指示が出されました。


しかし、『作品を創作する上での条件』は
それぞれのグループで異なります。


Aのグループは何度も審査をして評価をするので
創作物が出来たら、とりあえず審査に出してください
という条件で取り掛かります。


つまり『量』を求めるグループです。

対するBのグループは審査は一度しかありませんが
芸術作品を生み出すにあたってヒントになる
質の高い資料などが提供されるという条件です。


こちらは『質』を求めるグループです。

実験の結果はどうなったのかというと

先述したように『量』を求めたAグループが
圧倒的に評価の高い作品が出来上がった
のです。

Aのグループは最初こそ、
まともな作品は出来上がらなかったのですが
審査に出す度に、自分たちで改善点を見つけ
『量』をこなす度によりクオリティの高い作品が
出来上がっていった
のです。


対する『質』を求めたBグループはというと
質の高い資料を与えられていたにも関わらず
芸術性の高いとはまともに呼べない劣悪な質の
作品しか創作できなかったのです。

なぜBグループは上手くいかなかったのか?


それはグループ内で意見がまとまらなかったからです。

質の高い資料を読んでもメンバーそれぞれの
考え方が異なり、どうすれば『質』の良い作品が
出来上がるのか、グループ内で意見の合致が
なかった
んですね。

このエピソードから分かることはなにか?

つまり、最初から『質』を求めても

『何が良い質なのか』なんて判断できない

ということです。


もっと具体的にいうなら
最初から完璧を求めても
かえって遠回りになる

ということも言えます。

だからあなたが
何か目標に向けて取り掛かる時には
とりあえず『量』をこなすことを
オススメします。

『量』をこなしていくうちに
『質』が上がるヒントになる
気づきがあるからです。


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※本記事はコーチングメルマガで配信されたものを引用しています。

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