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外壁って何がいいの?⑥(窯業系サイディング2)

外壁を何にするといいのか?

もしかすると、あまり選択肢がない。
そんな風に思っている方がいるかもしれません。

でも。その種類って、結構あります。
色とか柄だけじゃないですよ。
いろんな素材があるんです。

ということで。
昨日からご紹介しているのは。
窯業系サイディング、通称、サイディングです。

ここ数年、新築の家が外壁としては、
主流になっています。
色柄が豊富で、レンガやタイルは採用できないけど、
レンガ風やタイル風に見せることができる。
そんな特徴があるからでしょうね。

サイディングの表面は、高性能な塗装がしてあって、
汚れが付きにくかったり、色褪せがしにくかったりします。

塗装が現場でなくて、工場でしてくるので、
その精度が高いこともいいところになりますね。
(現場で塗装の場合は、施工者の技量次第なところも)

最近では、30年の変色・退色保証を出すメーカーがあります。
が。。
おそらく、みなさんがイメージする保証内容ではないので、
どういった保証なのかは、工務店やメーカーに確認ください。
(「著しい」部分的な変色が対象みたいですから)

その保証は別として。
表面の塗装は、どこまで性能が上がっても、
紫外線で劣化していくので、塗り替えは必須です。
15年くらいに一度は塗る予定で、資金を確保しておくと
安心ですね。

それと。
サイディングって、成型した板なんですけど、
3mほどの幅が規格になっているので、
外壁に張り付けていくとき、そのつなぎ目ができるので、
そこには、コーキングを打つことになります。

このコーキングが、サイディングの板に比べて劣化しやすく、
サイディングより早くに打ち換えが必要になります。
ここが、サイディングの一番気になるポイントです。

それも踏まえて、15年ほどでの塗り替えが、
いいタイミングなのかなと思います。

ただ。
気になるコーキングを、できるだけ減らした工法が
ここ数年で出てきています。
コーキングを減らすことができると、メンテナンスサイクルを
長くすることが可能ですから。

それに。
3mピッチで入っていたラインを減らせると、
横ラインのデザインの場合は、見た目もよくなりますね。

そうそう。
最近は、あまり見かけなくなりましたが。。
14mmほどのサイディングを、直接釘で止付ける。
ひと昔前は、そんな方法をよく見かけていましたが、
最近は、金具を壁に設置して、そこにサイディングを固定する
それが多くなっています。

うすいサイディングを釘固定すると。
サイディングが経年で反ったり、釘が緩んだりすることも。
なので。
釘固定なのか、金具固定なのか。
事前に確認するといいかなと思います。

それと。
外壁の中では、イニシャルコストのコスパが一番です。
なので。よく採用されているんだと思います。

いいところも気になるところもありますが、
有力な素材の一つなので、いろいと調べてみてください。

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