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男になりたい娘のモバイルSuicaとQR決済、夕食は限界味噌ラーメン

先日機種変更した私の新しいスマホはNFC搭載なのでモバイルSuicaが使えます。モバイルSuicaが使いたいからではなくマイナカードの読み込みが簡単なのでe-Taxがやりやすいだろうと考えてNFC搭載機種にしてみました。実際、マイナカードは簡単に読み込めます。しかし、確定申告はまだ完了していません。なんでやってないんだろう。

先日、娘のPASMOが見つからないと聞いたのでモバイルSuicaを使えるようにしました。PASMOの代わりにこれでバスに乗れるよと伝えたら使ってみたいということになり、今日は自転車ではなくバスで病院に向かったのです。ノリノリの娘は早起きでした。私のほうが煽られ気味です。朝食は食べずに病院へ。長い待ち時間に病院の近所のコンビニで朝食を買います。そこでは楽天ペイを使用。娘、楽天ペイもデビューです。公園のベンチで朝食。天気が良くてよかった。

診察では娘がなかなか言い出せなかった「男になりたい」「今すぐ手術してください」「そのために今日のうちに入院させてください」という妄想を伝えることができました。よかった、のかなあ。医師はハイハイという対応でした。微妙に困っていたのではないかと思います。娘の熱量が上がり過ぎる前に割り込みで強制的に終了。語るだけ語りきった満足感でしょうか、娘はいい表情をしていました。よかった、のかなあ。

薬局で薬を受け取って帰ります。薬、いつもの錠剤で入手が難しくなっているものがあり、薬剤の包装が違う形態での受け取りとなりました。最近なかなか厳しいと聞いてはいたものの、直接的な影響は初めてです。

薬局の支払いはペイペイにしました。娘に挑戦してもらいます。操作を横から説明しながらポチッと。なんとか支払い完了です。

帰りもバスでモバイルSuica。バス代だけでいいだろうと500円分を入れておいたので残額は80円、それを見た娘が「またお金入れておいて」と言います。車内で500円追加チャージ。金額を見せて安心してもらいます。

帰宅。一気にスマホで色々操作して頭が疲れたということもないようです。よかった。昼は焼き魚でいいか聞くとイヤだと言います。では何を食べたいのかと聞くと「マグロすき身丼」に「とろろ」ということでした。それは意外といいかもね。

帰宅してすぐパジャマに着替えた娘を置いて近所のスーパーへ。昨日はついに値上がりしてしまった卵の値段に気後れして買えませんでした。でも1パックで265円でも肉や魚と比べたらやっぱり卵は安いです。それに気がついたので今日は迷わず購入。マグロすき身丼用にうずらの卵も買いました。

帰宅してマグロすき身丼の用意を始めてすぐに山芋もしくはとろろのレトルトパックを買い忘れたことに気がつきました。絶望、絶望です。娘に「とろろ買い忘れた」と声をかけたら寝ていました。

「んんあ」

「とろろ買い忘れたけど、無くてもいい?」

「んあ」

いい、んだよな、多分。

あ、でも、そういえば確か冷蔵庫の野菜室の奥にだいぶ前に買ってそのまま忘れ去られた長芋があったような無かったような。

ありました。

うわあ、でもこれ、大丈夫なのか?

大丈夫でした。急に心が弾みだします。いける、これでいけるよ。

刻んだ長ネギ、千切った海苔、とろろ、マグロすき身、うずらの卵、すり胡麻。イワシの刺身も買ってきました。いわし、大漁で激安らしく、刺身もいつもより余計に盛られていました。

娘のデザートはプリン。食後に、疫病や戦争や燃料高などをきっかけに世界的にインフレ基調でモノの値段が高くなっていること、そこに円安で輸入品の値段が上がっていること、インフレの影響で賃上げが始まっているものの、どうやら格差は拡大しつつあること、などなど娘と話しました。

娘に「学校で習った?」と聞くと「知ってるよ、インフレインフラ」などと答えます。「インフレとインフラは別物だよ。インフレはインフレーションの略でモノの値段が上がってお金の価値が下がること、インフラはインフラストラクチャーの略で社会の基盤となる仕組みとかのこと」などと説明します。しかし、「インフレの反対がインフラ?」とか言っている娘にどこまで伝わったかは定かではありません。

夕食はラーメンです。今日はスープの材料をなるべく減らした限界味噌ラーメンに挑戦です。昨日の限界ラーメンで油が決めてだと気づいてしまった私の今日のスペシャル素材はラード、ラードです。

味の素・味噌・ラードがスープのベース、そこに摺りおろした胡麻・ショウガ・ニンニク・唐辛子、具材はモヤシと海苔。

ありです。これはあり。私も娘も夢中で最後の一滴まで飲み干しました。やっぱり限界ラーメンの決め手は油だったんだ。そうだったんだ。

また作ろう。そうしよう。

◇ ◇ ◇

私と(元)妻と娘の三人ぼっちだった日々が本になっています。書店で見かけることはまずないレアなアイテムです。それほど遠くない未来に入手困難になりそうな気配も。ですので、お求めの場合はなるべくお早めに。

いただいたサポートは娘との暮らしに使わせていただきます。ありがとうございます。