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低脂肪乳飲料をガブガブ飲んでるけど添付のビタミンDがもしかして安眠によいのでは

娘は病気の症状としての睡眠障害もありつつクスリの副作用としての過眠等の睡眠障害もあり、よく眠ってよく起きるというのが難しい状態が続いています。なんだかんだもう干支を一回りするぐらいこの病気と付き合って来ていますが、睡眠に関しては酷い時は本当に酷くて、一週間ぐらいまともに眠れてないんじゃないかという日々があったりなかったり。それと比べると最近の日中眠って夜中に起きてぐらいは全然平気ではあります。とはいうものの、平日は娘が夜中に起きていて何度もトイレに行ったり心ゆくまで絶叫したりされると私が眠れなくなるので困ります。可能であれば私がいない昼間に起きて気の済むまで独り言を喋って私が寝ている夜中は静かに眠っていてくれるとありがたいです。

睡眠障害では不眠が問題視されがちですが、過眠もかなり考えものです。娘の場合はもう社会に出てどうこうという機会はないので過眠は気にしていませんが、寛解から社会復帰を考えているのであれば過眠はけっこうキツイはずです。過眠は質の良い睡眠とは言えないので、長く寝ていても状態がよくなるわけではないのも悩ましいです。場合によっては過眠続きで不眠と似たような悪い状態にもなったりします。

娘の場合に限らず、不眠も単に眠れないことが問題なのではなく、不眠が続くことでどんどん状態が悪くなるのが問題となります。独り言が増えるぐらいは許容範囲ですが、意味もなく叫び続けたりパニックに陥ったりされると困ります。妄想も加速します。「空間にいじめられる!」みたいな妄想は不眠続きの時にありがちです。もっと困るのは暴力です。不眠が続くと暴力も暴発しがちです。妄想に引きづられてパニックになって絶叫して暴れて、悪い状態のフルコースといったところでしょうか。

睡眠薬は常備していますが、睡眠薬もタイミングによってはまったく効かない場合もあります。効いたとしてもそれで全てが解決するということではありません。不眠続きが少しだけ解消されても根本的な解決にはなりません。睡眠薬については慣れて効かなくなるのも怖いです。ここ数年処方してもらっている睡眠薬は映画『ターミネーター』で馬用の強い睡眠薬として登場したこともある強力なものですが、それでも効かないとなると絶望しか残りません。なるべく間隔を開けて飲んでもらっています。

睡眠のためには運動と日光と言われます。運動は無理なので日光だけでもと、カーテンは娘に開けてもらっています。20分だか30分だか浴びないと効果はあまりないようなので、なるべく長く陽に当たってほしいのですが、娘はそういうこと、全然気にしていません。

日光が皮膚に直接当たるとビタミンDの合成が始まり、ビタミンDの生成量が増えるとセロトニンが合成されてよく眠れるという仕組みだそうです。最終的にはセロトニン次第ということになります。困ったことに娘の飲んでいるクスリはドーパミンとセロトニンの働きを抑制する方向で効きます。統合失調症のクスリの多くはそんな感じです。薬を飲んでいる限りセロトニンの働きは弱められることも多いと考えておいたほうが良さそうです。

となると、他の方法でセロトニンの分泌を促したりバランスよく効いてくれることを目指したりということになります。日光を浴びないとビタミンDの合成が捗りません。まずは日光を浴びてもらって……。

そんなことを日々考えていたのですが、牛乳だと脂肪分が多いということで低脂肪乳飲料に切り替えた結果、低脂肪乳にカルシウムの吸収を助けるために添付されているビタミンDを毎日ガブガブ飲んでいるということになりました。私は「薄い……」という感想でできれば濃い牛乳を飲みたいと思っているのですが、娘はまったく気にしていないどころかむしろ飲みやすいと思っているのか牛乳以上のペースでがぶ飲みしています。

もしかして、ビタミンD添付の低脂肪乳飲料で正解だったのではないか、そんな風に思い始めています。なぜなら、娘、よく寝ているのです。夜中にトイレに起きてはいますが絶叫は減っています。トイレに行く回数も減ってる気がします

もしかしてビタミンDのおかげ?

こういうのは大概ぬか喜びで終わります。もう少し様子を見たいと思います。

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