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年がら年中、生理前。いつをとっても、生理前

暑いのか寒いのかと言われると寒いはずです。昨日の夜もそうでした。しかし、娘は薄めの布団で寝ています。パジャマは冬物です。暖かそう。でも、さすがに夏物の掛布団一枚だと寒くないか。ていうか、そんなだから夜中に眠れないのでは。

昨夜はギリギリまで自分の部屋で寝るのか和室で寝るのか、謎でした。行ったり来たりしています。なにかがしっくりこないだけでなく、妄想もあります。布団を腹話術の人形のように動かして対話するあれです。あれ、実際に見ると本当に謎です。私は慣れてしまってうんざりするだけですが、娘の病気を知らないヒトが見たら衝撃だろうと思います。それこそ、「どこか(頭の具合が)悪いの?」という感じですが、その通りなのがなんとも複雑な気分です。

数日に渡って続いた絶叫が命の母ホワイト(または気分安定薬)で収まってからは毎日続けて飲んでもらっています。命の母ホワイトのほうです。それでなんとかギリギリ保たれている様子です。

医師にも「命の母ホワイトが効いてるみたいなんですよ」という話は何度もしています。反応はものすごく薄いです。

最初の大学で後輩から「死にヤマくん」と命名(「死に至る病」から)されたIくんは薬学部でした。卒業後に会って酔っ払ってなんか話してた際に「市販の薬は効かないからなあ」みたいな話題になりました。やはりそうかという感じ。娘が生まれるより遥か前のことですが、薬学部出身の薬剤師が「市販の薬は効かねえ〜」と語った記憶はなぜか私の中にしっかりと残り続けています。そうか、効かねえか。

医師の命の母ホワイトに対するうっすい反応を見るといつもIくんのその記憶が甦ります。まあ、そりゃそうなんだろうなあ。でもさあ、効いてる気がすんだよね。どうなんでしょうかね。

娘は、生理前、生理中、生理後、生理前(に戻る)のサイクルで生きています。生理前は調子が悪いです。生理中も調子が悪いです。生理後も調子は悪いです。そのまま生理前に戻るとやはり調子は悪いです。つまり、年がら年中調子は悪いのです。本人もツライかもしれませんが、私もツライです。

それにしても、女という性に生まれただけでこれだけ大変な人生を送らなければならないというのはあまりに過酷です。なんというか、生理のサイクルの中で穏やかに過ごせる日は、娘の場合はほとんどありません。もしかするとまったくないかも。生理の影響も個人差は大きいのだろうと思いますが、それにしても厳しいなあ。厳しいです。

PMS(月経前症候群)の治療には低容量ピルを使うことがあるそうです。ホルモンバランスを調整して、特に生理前の不調を改善できることがあるそうです。

命の母ホワイトにどれだけの効果があるかどうかはわかりませんが、どうもこういうホルモンバランスにもある程度の影響はありそうです。娘の不調もそれでほんの少しだけ改善されるのかもしれません。

今の病院で月経前症候群の相談が出来るかどうかは微妙です。かといって、娘の現状を考えると他の病院に連れて行くのは無理そうです。

今度、相談してみるかなあ。もしかすると何らかホルモンバランスに効果のある薬でも処方してもらえるかもなあ。それだと命の母ホワイトを飲ませ続けなくてもいいからちょっと楽かも。市販の薬は効いたとしても薬効成分が少なかったりするので、病因で処方してもらえるのであればその方がいいのは間違いありません。

相談してみるか。

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