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❨499❩1973.1.12.金.曇/船での食事/アマゾン川:ベレン→サンタレン(ブラジル)

朝は、コーヒーとまずい乾パン、バターのメニュー。

昼、フェジョン(大豆を豚の油で煮た味の殆どない物)、めし(油入り)、マカロン(マカロニ)、ファリーナ(とうもろこしを粉にして炒ったもの)。
最後にコーヒーとゴワジャワ(?)の口直しが出る。

夜は肉が少し出るが、どれも腹が減って他に食物がないからこそ食えるような物ばかりだ。
全くひどい。ちょうど節制にはもってだが・・・・・

朝、素振りとプランチャ(30回)をする。
同船者と話したり、気が向けば本(カラマーゾフの兄弟)を読む。退屈はしない。

川幅は、今日に到って、一定の広さになった様だ。しかし広い。
この広さ、広大さが、伸び伸びさせてくれる。

午後、アンジェリーナとハーモニカを鳴らしながら、しばらく過ごす。

考えてみれば、日本でなら教師と生徒の関係だが、他の三人の17歳の学生(ルイス・ネルソン・?)とも殆ど差のない交流をしている。

俺は、この中から、真の教育が生まれる様な気がする。そして、誰でも教師の名を借りて指導するなら、ある程度はついて来るだろう と思う。
こんな時、俺に指導の実力があるかどうか、実記されるのだと思う。

アマゾン川。
水は薄茶色に濁っており、流れはゆるい。
何がいるのか見当もつかない。

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