❨434❩1972.11.8.水.晴/ベレンまであと少し・今日は125km/→Santa Maria→(Brazil)
薄暗い中を走り始める。近道をしたばっかりに、33km、ジャリと闘わなければならなかった。
やっとやっと、道らしくなった。民家も近く に見られるようになった。
ベレンが近くなったのだと思う。どこからともなく満足感がこみ上げてくる。
黒く、焦げたような脚と腕に、おかしい事だが、礼を言いたい程だ。
間近に迫った南米一周の到達点に、明日ベレンに入ることが惜しいような気にもなる。
サンタ·マリアからはとばした。
昼前75km。4時から50km。
途中、日本人のスイカ作りの人達が、道端でそれを売っているのが見受けられた。この辺も移住民が多いのだ。
町でそのスイカを食ったが、なんとウマかった事か。
Escola(学校)の前にダウン。
隣の家の人が、メシと一片ケーキをくれた。
夜、サンパウロ以来か、みそ汁を作り、卵を落として食べた。
寝る頃になり、村の連中が集まってきて、遂にはポリまで来た。
ここは危険だからといって、わざわざ1km夜道を彼等と歩いてジャングルの署まで行き、オリの中に寝かせてもらう。
何か、村の連中とポリの協議の結果、そうなったらしい。
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