😊SMILE子育て[14]😊 呼ばれたら、すぐ子どものそばへ
3月に本を出しました
『シングルマザーで息子2人を東大理Iに 頭がよくなる「ルーティン」子育て』 (たかせみほ著、徳間書店刊)ですが、
自身が行ってきた教育方法を、本書の中でお伝えしております。
本日は、息子たちが小学生だった頃、「私がどういうことを気にかけて子育てをしてきたか」に注目して、書かせていただきたいと思います。
新型コロナウイルスによる影響で、子どもも大人も同じように不安な思いをしながら毎日を過ごしていると思いますが、ここはぜひとも《ぶれない子育て》をしていって欲しいです。
🔸ポイントは、「勉強の手を止めさせない。呼ばれたらすぐ行く」です
お子さまが小学生になる前の幼少期から、少しずつ【勉強をする癖】をつけさせていくことが大切です。
子どものモチベーションを下げないように、「勉強が終わると遊べる」「勉強が終わると大好きなおやつが食べられる」など、ご褒美のニンジンをぶらさげながら、少しずつで良いので、椅子に座ってられる時間を増やしていくことが必要になります。
小学校低学年の子どもの精神年齢は、親が思っている以上に幼いものです。一人でできるようになったことが増えても、母親に甘えたいし、注目してほしいし、かまってほしい。
勉強も本当は一緒にやってほしいし、褒められたいし、認めてもらいたい。
そんな思いをグッとこらえて、自分のことをがんばっています。だから、その甘えん坊の欲求を満たしてあげることが、子どものやる気を引き出す最大のポイントだと私は思っています。
子どもは、遊んでから勉強をすると、疲れてやる気が出ません。でも、「勉強が終われば遊べる!」と思うと、1分でも早く終わらせるために集中します。
そして、勉強の進み具合をつねに気にかけてあげることです。子どもの隣でべったり張り付く必要はありません。
我が家はリビング学習をしていたので、子どもが何かわからないことがあったり、困ったことがあって、「ちょっときて」と呼ばれたら、料理の途中でもすぐにみてあげました。
何度も呼ばれて行ったり来たりしていると、料理もはかどらずイライラしそうになりますが、子どもも遊びたいのを我慢してがんばっているのです。
その手を止めさせないことは、料理を後回しにしても大事なことだと思うので、困っているときは「なになに? どうしたどうした?」とそばまで行ってみてあげてください。
そばに行っても答えを教えず、導きを少しするだけでいい。寄り添ってあげるだけで、子どもは自分で考えて答えを見つけられることがよくあります。
あとは、答えが出たら、拍手をして「すごい、すごい!」とベタ褒めしてあげてください。
子どもは、大好きなお母さんから褒めてもらえるのが一番嬉しいのです。
🔸聞いてあげることはすごく大事なこと
長男が3歳の頃にお世話になった幼児教室ハーク(大阪府堺市)のWebサイトにこんなブログがあります。
子どもが報告してくる「聞いて聞いてあのね、きょうね」は、
聞いてもらって初めて記憶として脳に残るのだそうです。
聞いてもらえないと脳は無かった事と認識する。
現実が消えるのです。 聞いてあげることは、すごく大事なこと。
できれば、目を合わせて聞いてあげてください。
そして、それはきっと、大人も同じ。 沢山の思い出が残るように話をいっぱい聞いてあげてください。
子どもは、誰かに聞いてもらえないと「脳は無かった事」と認識する。
現実が消えるのです。
なんて悲しいことでしょう。
子どもが見たこと感じたことを言葉で表現させて、会話を楽しんでください。
家事をしてても、手を動かしながらでもいいから、子どものお話を聞いてあげて、「へーそうなんだ〜」「それは良かった〜」と相槌を打って上げてください。子どものお話は面白いです。子どもが、日々育み成長していることを味わってください。
🔸私を育ててくれた母へ
明日は「母の日」ですね。
80歳を超え、一人で暮らしている私の母ですが、我が家から自転車で15分の場所に住んでいます。
私は、おしゃべりをしに、よく母の家に行くようにしています。
昨年父が亡くなり、一人になった母ですが、コロナの影響で、リハビリも今は通えず、外出も近所だけとなり、行動範囲がかなり狭くなってしまいました。出かけたり、友人と会ったり、コーラスグループで歌を歌ったりの日々が失われ、刺激が少なく、運動不足になっていることが気になります。
「いま私にできること」は、やっぱり、母の話を【聞いてあげること】です。どんな些細なことでもいい。今日のニュースの話題でもいい。ランチをしながら、色々な話を聞いて、お互いの感想を言い合って、元気に一日を過ごしてもらう。
私が子どもの頃、母が私にしてくれたように…。
洗濯物をたたんでいる母のそばで、今日あった出来事を私が話すのを、母がいつも聞いてくれたように…。
今度は、私が母の話をたくさん聞いてあげようと思います。我が子にもそうして子育てをしてきたように、母にも、〈沢山の思い出が残るように、現実が消えないように〉、話をいっぱい聞いてあげたいです。
そして長生きしてほしいです。
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『シングルマザーで息子2人を東大理Ⅰに 頭がよくなる「ルーティン」子育て』
3月18日(水)発売|徳間書店
みなさま、どうぞよろしくお願いします。
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