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😊SMILE子育て[6]😊 友情復活記念日

昨日3月18日(水)に、
初の著書『シングルマザーで息子2人を東大理Iに 頭がよくなる「ルーティン」子育て』が、徳間書店より発売されました。
「子育て」に「ワンオペ育児」に「受験の参考」に、本書の内容が少しでもお役に立てればという願いを込め、ぜひ手にとって読んでいただけたら嬉しいです。



さて、タイトルの【友情復活記念日】の内容ですが…

息子たちの通う東京大学などを含め、2020年度の国立大学の前期試験の合格発表は3月10日前後に全て出揃っているのではないかと思います。

ちょうど一週間前ですが、私が家に帰ると次男は外出しておりました。
私は、高校時代の浪人した友人たちが、きっと進路が決まり、みんなで会ってお祝いしているんだろうなあ、と思っておりました。

帰宅した次男に「誰と会ってきたの?」と聞くと、
「〇〇君と△△君」
「〇〇君の家で3人で遊んでた」
と返事が返ってきました。

「えっ?△△君?どうしてたの?」
聞くところによると、△△君が某国立大学に合格したとのこと。
私は、感動と喜びで胸がいっぱいになりました。

△△君といえば、次男が高校2年生時に一緒に入塾テストを受けて、夏休み前から通塾し始めた高校の友人でした。同じクラスの授業を受けた時は一緒に途中まで帰ってきたり、情報交換したり、とても心強い仲間だったと思います。

それぞれの予定やお互いの進捗ペースが違うので、夏期講習の時期は、合わせて取る授業もあれば、別の授業を取ったりと、それぞれの夏休みが過ぎていきました。中学から塾に通っている子どもたちのレベルが高く、高校2年生から入塾した彼らにとっては、追いつくために夏休みで必死に挽回するしかない状態だったと思います。

本人は、英語も数学も理科も…と、最初は夏期講習のクラスを選ぶ時に3教科受講することを考えていましたが、私との話し合いの結果、
・夏休みまで受けた英語と数学の授業の復習が大切
・夏期講習の教科も、同じく英語と数学だけにする
・前期/中期/後期が選べるが、全て通塾すると夏休みがそればっかりになり、かなりハードなので、前期・後期だけに限定して夏期講習を受講する
・空いた時間に理科と国語の勉強を自宅でする
という方針にしました。

休むことなく夏期講習は受講しておりましたが、あまり理科の勉強は自宅では進められなかったと思います。

2学期が始まり、次男から「△△君が学校にも塾にも来なくなった」と悲しいことを聞かされました。△△君は、塾の夏期講習も前期/中期/後期の全てを選択したとは聞いており、「△△君、すごい頑張りすぎちゃたのかな?」と私は胸を痛めました。

9月に入り、△△君のお母様からメールが届きました。
内容は、次男が△△君に会いに家に来てくれたが、△△君は会える気分でなく、帰ってもらうことになってしまった、そのことを詫びるお母様からのメールでした。息子なりに、何かできることはないかと、精一杯考えた結果の行動だったのだと思いました。

それから数ヶ月が経ち、△△君は出席日数が足りず高校を去って行きました。
それから△△君とは連絡を取ることもなくなり…。

次男は高校3年生の大学受験を終え、そしてもうすぐ大学2年生になるこの時期に、△△君からの連絡!

△△君は、その間、高卒認定(旧 大検)を取り、大学受験勉強を続けており、国立大学に合格しました。

こんな嬉しいことはありません。

ずっと、胸のどこかでつかえていた悲しい気持ちを、一生懸命隠しながら、自分の道を進んできた息子でしたが、ずっと気にしていたんだと思います。
それはきっと、△△君も同じ気持ちだったのではないかと思います。

△△君からの連絡で飛んで会いに行き、帰ってきた次男に、私は
「△△君元気にしてた?」
「うん、元気にしてた〜」
私は、根掘り葉掘り聞くのを止めようと思いました。何も聞かなくても、息子の心は充実感でいっぱいであることが感じられました。

その日が、息子の忘れられない「友情復活記念日」になるんだろうな、と思いながら…。

その夜は、次男は、お風呂で高らかに歌を歌っていました。

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🌱 Amazonよりご購入いただけます 🌱
『シングルマザーで息子2人を東大理Ⅰに 頭がよくなる「ルーティン」子育て』
3月18日(水)発売|徳間書店
みなさま、どうぞよろしくお願いします。




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