距離も歴史もものすごく長い“万里の長城”
お久しぶりとなりました!!しばらく更新できずですみません...(´;ω;`)
~たかさらと旅する世界遺産~
久しぶりに何を書こうか悩んでいましたが中々決まらず...
時事ネタにしよう!ということで…
北京オリンピックが開催されているのにちなんで、
今回は中国・北京にある世界遺産「万里の長城」をご紹介します!
オリンピック今日で終わりますが!!笑
駆け込みセーフということでいいよね!笑
今日紹介するのは中国の世界遺産を代表するといっても過言ではない!
あの「万里の長城」です!!
言わずもがな!も~~~超超超有名ですね!!
長い長い道や階段が有名ですよね!
しかし!名前を知っていてもどんな遺産なのか、なぜ世界遺産なのか知っている人はあまりいないのではないでしょうか!
今日はそんな「万里の長城」を詳しくご紹介していきます!
北京には7つの世界遺産がある!?
まずは北京について少しだけ。
中国の首都でもある北京。
北京市の総面積は秋田県と同じくらいなんだそうですよ!
北京にはなんと7つもの世界遺産があります!
・故宮
・万里の長城
・周口店の北京原人遺跡
・天壇、頤和園
・明・清王朝の皇帝墓群及び大運河
故宮は別名"紫禁城"とも呼ばれています。
これは歴代の皇帝が暮らしたとされている宮殿です。
天壇は皇帝が祭祀を行った場所、頤和園は歴代皇帝が整備した庭園です。
今も大きな国の首都として有名な北京市ですが、
遥か昔から国の中心となっていたんですね〜。歴史ある都市なんだな〜!!
日本でも公開された「ラストエンペラー」という映画では
皇帝に関わる文化遺産がたくさん登場します!
(これはまた今度ご紹介します!)
万里の長城の歴史
まず、「万里の長城」は何なのか。
これ、ただの道ではないんです!
「万里の長城」。それは世界一の城壁です!!!
世界最大の城壁として世界遺産に登録されています。
きっかけは北方民族の侵入を防ぐためでした。
しかし、いつしか隣国の防御をするために城壁をつくるようになります。
当時国ごとに城壁をつくるブームがあったそうで…。
城壁ブーム、また時代がまわって来ないかな〜笑笑(ないない)
221年に秦が中国を統一すると城をつなぐ形で整備をします。この時に現在の原型が出来上がりました。
秦の後も歴代の皇帝たちが増築改築を繰り返して城壁に力を入れました。
明の時代に現在の形になったんだそうですよ!
日本の年号だと室町〜江戸初期くらい。
明王朝時代、ながーっ!!!!笑
日本の年号に変えると、王朝がどれだけ長く続いたのかがわかりますね!
しかし、清の時代からは事態は一変!
清は北方民族の一派である女真族の王朝だったのです!
元々は北方民族を追いやるためにつくった城壁なので、ここで「万里の長城」は放置されることになります。
そのせいか、かなり荒廃したんだそうです。
その後中華人民共和国が誕生してからは再び保護するようになり、1987年に世界遺産登録となりました。
万里の長城の距離・高さ・材料
「万里の長城」は東西を結ぶとおよそ2万キロ!!!
全ての年代を合わせるとアメリカ大陸の西から東までの長さの6倍なんだそうです!!
なかなか想像できない距離ですよね…。
とても端から端まで歩ける距離ではないです…。
距離ありすぎてそれはみんな諦めますよね。
私なら半日で諦めるかな!笑
これぞ、史上最強の城壁、、、!!
ていうか、
そこまでしなくても大丈夫よ!!
って今なら言いたい。
そもそも山々に位置するから、あまり攻められなさそうだし。
あれ?私、甘く見過ぎかしら??笑
はじめて城壁をつくった秦時代。
長城は現在の位置より北側に位置していたんだそうです。
それから明時代に位置が変わり、増築もされました。
この地図を見ると、日本列島くらいの長さがありますね。
改めて「万里の長城」がどれだけ長いかがわかります…。すごい…。
城壁は、はじめ、山脈付近は石、平地は土や砂など、現地で集められる資材を使っていました。
明時代になると煉瓦や石炭が使われるようになり、城壁はより堅固なものになりました。
木などではなく、石や煉瓦なのがポイントですね!
日本のお城がそうですが、木造だと風化しやすく腐ってしまうので取り壊して立て直したりと修復が大変です。
その点、石や煉瓦は海の近くや雨が頻繁に降る地域ではない限り、そこまで風化を気にすることなく保存できます。
城壁の高さは平均8m!
幅は4.5mと兵士や馬が通れるようになっているんだそうです。
世界遺産登録理由として、建築技術の高さも挙げられています。
万里の長城はエリアごとに分かれている
「北京に万里の長城があります!」と冒頭で言いましたが、それは一部分。
万里の長城は先程言った通り、ものすごーーく長ーーいのです!!
実は、万里の長城は、全てのエリアが世界遺産に登録されているわけじゃないんです!
登録されているのは「八達嶺」「嘉峪関」「山海関」の3つのエリアです。
北京に位置し、万里の長城の中でも観光スポットとして有名なのは八達嶺というエリア。
先ほどから載せている写真もそうです!教科書などでもよく見る写真や映像のほとんどがこのエリアです。
こちらの写真は「山海関」エリア。
万里の長城の最東端です。
本当に万里の長城なの?と思うような写真ですよね!
言われてもわかんないかも。
やっぱり山々の中にある、あの写真が印象深いからな〜。
「嘉峪関」は「山海関」とは真逆!
最西端に位置します。
モンゴル民族の侵入を防ぐためにつくられました。
世界遺産ではありませんが、他にもエリアはたくさんあり、
万里の長城の中で特に保存状態が良いことで知られる慕田峪長城エリアやダム湖のある黄花城長城エリア、「長城の中の長城」と呼ばれる金山嶺長城エリア等があります。
まとめ
今回は「万里の長城」をご紹介しました!
とにかく距離も歴史もながーーーーーい!!
数百万人の農民たちと30万の兵士たちが歴史をつないでつくり上げた城壁。
万里の長城って現在で渡り切った人いるのかな?とふと思いましたが、
壊れている部分や険しい道が多く渡るように作られていないんだそうです。
今も世界一を誇る「万里の長城」は私も行ってみたい世界遺産のうちのひとつです。八達嶺の他にも、最東端や最西端にも行ってみたいな〜!
中国には「不到長城非好漢(長城に行かなきゃ男じゃない)」という言葉があるくらい、万里の長城は壮大で力強さのある建築物なんだそうです!
中国へ旅行にいく際は外せない観光スポット!
旅行などで訪れた時に、今回の記事が役立つと嬉しいですっ!
#北京オリンピック感動をありがとう
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