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PETボトル削減の波はビジネスチャンス

 良いことか悪いことかはわからないが、PETボトルの排斥運動はSDGsの流れの中で決定的だ。EVが普及するのも政治的な動きであることは間違いないだろう。
 PETボトルの原料であるナフサは石油化学コンビナートで作られる。原料は主に中東から輸入される原油。原料のまま輸入して加工した方が利益率が高いため、産油国でない(厳密には少しだけ油田はあるが)日本は石油化学コンビナートで精製した原油を様々な製品に加工することで産業構造を作ってきた。
 プラスチック製品の原料になる一番軽いナフサ、そして暖房や航空機燃料に使われる灯油、自動車燃料に使われるガソリン、ディーゼルエンジンを駆動する軽油、船の動力や火力発電に使われる重油、道路に使われるアスファルトなどに精製されて使われる。

 全てが代替可能ならばPETボトルやレジ袋を全く使わなければ原油は使わなくていいのだが、今のところ大型旅客機は電気では飛ばせないし、自動車のEV化は全然進んでないし、トラックに至ってはもっとEV化は進んでないし、電気だけで動く船はほとんどない。
 道路だって全部コンクリートで作れるわけもない。プラスチック製品だけを槍玉にあげるのはわかりやすく感情に訴えやすいからであろう。まあスタンドプレーが好きな政治家向けの非現実的な無責任なやり方である。やるなら石油化学製品全てのバランスの取れた削減をしないと意味がない。

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