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読書と雑記と

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#読書

2021年5月の読書振り返り

ちょっと一つ一つの感想が長すぎました。 TROUBLE MAKERS 装丁がケバケバしいので購入を少し悩んだが、ペラペラ立ち読みした感じ、面白そうだったので購入。 シリコンバレー黎明期の様子を綴った内容で、マイク・マークラや、ATARIの成り立ちなどを詳しく知れたのでよかった。黎明期ならではのカオス。今ならばちょっと成立しないようなこともあるけど、圧倒的な熱量は読んでて感銘を受けるというか。イノベーションを起こすにはこれくらいじゃないとなと改めて思った。 『調べるお』で

2021年4月の読書振り返り

暑いのか寒いのかよくわからない日が続きます。これが春。 福岡市を経営する 10年前の2011年2月に初めて訪問して以来、何かと縁があり、観光だけでなく、イベント登壇などのお仕事、また福岡マラソンへの参戦(2019年)など様々な機会で福岡を訪問しています。今年も既に2度ほど訪問しています。 いつも行くたびに「福岡は活気あるなぁ」と感じるのですが、その要因の一つに、高島市長という存在があるという認識を持っていました。また、毎回お世話になっているfgn を通じて、高島市長はスタ

2021年3月の読書振り返り

桜も咲いてるし、虫も出てきてる。春を感じる。夜はまだ寒い。 なんでも「はじめて」大全: 人類と発明の物語 大昔『まんがはじめて物語』シリーズをよく見てたのだが、モノゴトのはじまりは今でも興味がある。この本は様々な「はじめて」を紹介している内容で、ジャンルは多岐に渡っている。多岐に渡りすぎて一つ一つが薄いのが気になったが、はじめから「そういうもの」として読む分には問題ない。 どうしても日本ではじまったものに注目して読んでしまったが、いくつかは存在するものの、全体としては非常

2021年2月の読書振り返り

コタツに入ってコタツ記事を書いています。 感染症はぼくらの社会をいかに変えてきたのか やはり一冊くらいはこの手のテーマの本を読んでおいた方がいいかなと購入。医学的な観点で難しい内容の本だとわからなそうなので、経済史の学者さんが書いたこの本を選んでみた。 ペスト、コレラ、天然痘、インフルエンザとこれまでに起こった世界的パンデミックの事例をざっと書かれていて、さらに深く知るためのブックガイドがそれぞれ書かれているという初心者向けの内容。各伝染病の発症の地は「そうだったんだー」

2021年1月の読書振り返り

Clubhouseで持ちきりの界隈ですが、Android勢の僕は全くの蚊帳の外。蚊帳の外から様子を伺いながらtoCサービスの現状と未来を考えたりしています。 アイアンハート 僕が若かりし頃はカリスマベンチャー経営者としてすごい存在だった。グッドウィル、コムスンを大きく成長させたのはもちろん、それ以前にはジュリアナ、ヴェルファーレを仕掛けた人としても知られていたので「すごすぎる」と畏怖の念を抱いてた。 その後、階段を転がるように、そしてそのまま奈落の底に落ちてしまったかのよ

2020年12月の読書振り返り

年初に「今年は60冊本を読む」という目標をたてましたが、結果60冊ぴったり読むことができました。春の低迷、夏の躍進と季節によって読書ペースが上がったり下がったりしましたが、目標達成できて良かったです。 Booklogを眺めてみると、2020年はビジネス系が多かったような気がします。2021年はもうちょっとバラエティに富んだ本棚にしたいです。数値的な目標は2020年と同じく「60冊」にしようと思います。 ということで、ひとまず2020年12月の振り返りを。 ロッテを創った

2020年8月中旬〜11月の読書振り返り

8月中旬から読書のペースが一時的に落ちてしまったんです。理由は2つあって「暑さ」と「パズドラ」です。 パズドラがリリースされた頃にはスマホゲームにまったく興味がなくて、パズドラもやらなかったんですが、ひょんなことからこの夏にDLしてしまったんですよ。リリース8年目にして。それからコツコツとプレイしてまして、現在Lv450くらいです。スキルは全く無いので、平積みに勤しんでいます。 ネット興亡記 敗れざる者たち 元々日経に掲載されていた「ネット興亡記」を読んでいた勢なので、す

2020年8月上旬の読書振り返り

夜な夜な廊下で猫を世話しながら読書しています。寂しがりの猫なので、見ていないと騒ぎだすのです。猫が夜になると廊下でくつろぐので、それを見ながら本を読んでいます。廊下、暑いんですよね...。 僕は君の「熱」に投資しよう まず前提として、アンリさんはこれまで圧倒的な結果を出している。そしてVCとしての打ち手の鋭さ、鮮やかさ、視座の高さなどは少なくとも国内随一だと思ってる。 この本についての感想は #熱投 というハッシュタグでTwitter上で多くの人が投下している。ざっと眺め

2020年7月下旬の読書振り返り

いよいよ暑くなってきた。暑くなってきたからか、毎日のようにTLが燃えている。早く涼しくなって欲しい。 黄金州の殺人鬼――凶悪犯を追いつめた執念の捜査録 1970年代〜1980年代にかけてアメリカカリフォルニア州で多発した連続殺人、強姦事件。その犯人の呼称が「黄金州の殺人鬼(Golden State Killer)」である。少なくとも13人の殺人、50人以上の強姦、数えきれないほどの強盗…それが「黄金州の殺人鬼」と呼ばれる一人の鬼畜によって行われた。本書はその「黄金州の殺人鬼

2020年7月中旬の読書振り返り

暑いのは嫌い。夏早く過ぎ去って欲しい。そして件の「禍」も一刻も早く過ぎ去って欲しいと願うばかり。 張り切って「一ヶ月を3部作で」いこうと「上旬編」を書いたわけだが、Spotify本が読み辛くて時間を食ってしまい「やべ、中旬編、1冊しか読めないかも」と焦ったがなんとか3冊(+1冊)読むことができました。 Spotify 新しいコンテンツ王国の誕生 リモートワークになって家で音楽を聴きながら仕事をするようになったので、有料会員になったのがSpotify。そのSpotifyの謎

2020年7月上旬の読書振り返り

予想以上に読書ペースが上がったので、上旬中旬下旬の3部構成で今月はやっていこうと思う。引き続き「ビジネスに寄り過ぎないように」意識したラインナップとなっています。 ツイッター創業物語 読みたいなと思ってて読んでなかったこの本をついに読んだ。 これまで読んだ「創業物語」の中でも群を抜いて酷い。本の出来のことではなく、そこに書かれている人たちが酷い。そして同時に既視感がすごい。Twitterと僕らのやってきたものの規模感は圧倒的に違うので比べるのはおこがましいが、僕らの中で起

2020年6月後半の読書振り返り

特に5月から6月初旬にかけてビジネス本に偏りすぎていたので、6月中旬からは意識的に雑多なジャンルを読むように心がけた結果が今回。 超約 ヨーロッパの歴史 読み始めたのは昨年10月で、なかなかページが進まず、ジャカルタ出張時に持参したものの、結局10ページ程度しか読めずに放置して半年以上経過。直近ビジネス本ばかり読んでいたので、ちょうど良い機会と思い、改めて本書を手に取って読み始めた。 オーストラリアの人が書いたヨーロッパ史で、教科書のような内容。ヨーロッパ史は当然ながらキ

2020年6月前半の読書振り返り

5月から再び本を読むことができるようになった。今月もなかなか良いペースなので前後半にわけて振り返りをしようかと。今回は「数年前に発売されたけど読んでなかった」本が多い。「感染症」「C2C」など時事的に話題になってるテーマの本も読んだ。 Airbnb Story AIrbnbについてはこれまでほとんど触れたことがなかった。なぜなら興味が湧かなかったからだ。この界隈にいればある程度は知識を入れておいた方がいいのは間違いないが、それでも触れずにいた。 そんな僕がなぜAirbnb

2020年5月の読書振り返り

と言うわけで、4月の2冊に対して5月は9冊読めた。リモートワークのリズムの中に読書を取り込めるようにアジャストできたのと、本棚を買ったことによるモチベーション向上の影響。本棚まだスカスカ。 孫正義 起業の若き獅子 GWに近所を散歩してたんですよ。そしたら夕立が降ってきたので近くにあったブックオフに雨宿りしに行ったんです。そこで見つけたのがこの本。 1999年に発売されたこの『孫正義 起業の若き獅子』。ソフトバンク孫さんの幼少期からの物語。99年発売なのでまだヤフーBBも無