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2020年6月後半の読書振り返り

特に5月から6月初旬にかけてビジネス本に偏りすぎていたので、6月中旬からは意識的に雑多なジャンルを読むように心がけた結果が今回。


超約 ヨーロッパの歴史

読み始めたのは昨年10月で、なかなかページが進まず、ジャカルタ出張時に持参したものの、結局10ページ程度しか読めずに放置して半年以上経過。直近ビジネス本ばかり読んでいたので、ちょうど良い機会と思い、改めて本書を手に取って読み始めた。

オーストラリアの人が書いたヨーロッパ史で、教科書のような内容。ヨーロッパ史は当然ながらキリスト教史と密接に関わっている。キリスト教の歴史や教義をある程度知っていると、より一層内容が入ってくる。僕はまだその辺が足りない。本書ではキリスト教、ローマ文化、ギリシア文化などがどういう風に融合してるのかにわりと多くを割いている。「nude」と「naked」の紹介などは「なるほどなー」と思った。

文化の流れでヨーロッパの歴史を知るには良い本なのかもしれない。

地域も自分もガチで変える!逆転人生の糸島ブランド戦略

福岡県糸島市は福岡マラソンのゴール地点なので足を踏み入れたことがある。他に知人が糸島に住んでいて「福岡から近く、住むには最適の場所」と以前聞いたことがある。

糸島市が「移住が増えている」という情報は僕も知っていた。その仕掛け人的存在が著者の岡さんらしい。糸島市の職員でありながら、様々な施策を展開し、糸島ブランド向上に邁進している。MBAで学んだ経営戦略やマーケティングを駆使し、地方を盛り立ててる人(しかも職員)というのは珍しい。

どんな組織でも、それを阻害する、反対する人はいるだろうが、これまでの役所にはなかった考え方を導入した岡さんへの反発ってのは相当あったんだろうなと、本の端々から感じる。どこでもそうだが、古い慣習を打ち壊して新たな道を切り開くのは大変なことだ。

本書では「MBAの手法を駆使しよう」というメッセージではなく、「新たな考え方を導入し、停滞を打破しよう」ということを伝えたいような気がする。常識にとらわれない柔軟な発想、抵抗勢力や膨大な作業に折れない心は、スタートアップ起業家やベンチャー社員、多くの社会人に必要なこと。そんなことを改めて感じた。あと、著者のCSR的な活動ではなく「稼ぐ」ことができなければ持続的な活動にならない的な考えは僕と同じ。

モンゴルの歴史[増補新版]

遊牧騎馬民族になぜかとても興味があり、これまでも何冊か読んだのですが、この領域の本って非常に少ないし、地味に高価。『モンゴルの歴史』も3,000円くらいするので少し悩みましたが購入。

「モンゴル」というか北方騎馬民族の通史という趣きで、民族名などこれまで聞いたこともないようなものも取り上げられていて勉強になった。しかしいかんせん難しい。何度も読んで復習したい。

ファミコンの思い出

ファミコン本体を買ったのは1984年のクリスマスだった。発売から一年後。友達の家でずっとやってて(友達ん家のは四角いボタンだった)ようやく買ってもらった。それから友達などと比べて結構なペースでソフトを購入した。1986年暮れから87年正月明けまでの約一ヶ月で3本のソフトを買った時はさすがに親に怒られた。

ブックオフで偶然見つけたこの本。著者の深田さんが個人で?運営されている「思い出のファミコン」というサイトからのスピンオフ本。サイトは2003年から運営しているようですが、本の発売は2012年。ちなみに深田さんはAll Aboutやサイバーで2000年代前半に働かれていた方のようです。

この本は1983年から発売日順に156本のファミコンソフト(ディスク含む)が収録されていて、1番最初の『ドンキーコング』から最後まで一気に読んだ。やはり1986年〜1987年くらいが僕にとってのファミコン黄金期なのかなと思った。「あー、これ、懐かしいな」とところどころで当時の思い出が蘇った。ナムコ作品を多く購入しているのだが、懐かしいと感じる作品はサン電子が多い。なぜだ。それにしても良い時代だった。


7月前半はまたビジネス寄りになりそうだが、幅広いジャンルを読んで見聞を広げていきたいものだなと思っております。

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