秘境スイッチバック駅を目指す
多度津発阿波池田行き普通列車に乗る
多度津駅13:58発の普通列車に乗り込みます。多度津駅にはSL時代活躍したであろう給水塔が見えます。そこから、すぐに予讃線と別れます。金蔵寺・善通寺・琴平と比較的、平坦な区間が続きます。
琴平は金比羅山で有名ですね。ここまで、約12㎞です。この区間は電化もされており、電車も高松から直通で運転されます。かつては、岡山からの直通電車もありました。この区間は日中でも1時間に2本程度の普通列車の設定があります。
多度津駅から、乗車客は、お遍路さん風の方が数名乗って来られました。これらの方は、琴平までに降りて行かれました。琴平駅では、高松行き普通電車が折り返し線を使って発車を待っていました。ちょうど、この列車の到着を待っての出発のようでした。
琴平からは山岳コースに
さて、琴平からは山間部に入ります。琴平からの山間部は、特に午前中は列車の設定が少ないです。琴平発阿波池田方面普通列車は、前の列車は2時間ほど前、その前は更に5時間ほど前しかありません。お客さんは、私を含め4人ほどになりました。
次の塩入まで約7分かかります。距離は6.4㎞。ちょうど多度津行き普通列車と行き違いします。そのため、3分程停車します。次の黒川は約4㎞。その次の讃岐財川まで2キロほど。ここで、特急列車と行き違いをします。そのため9分程停車します。駅前には大きな木があります。
観光スポットになりつつある秘境駅
さらに、8㎞ほどの勾配の途中にあるのが坪尻駅です。この駅が、秘境駅と呼ばれる所以は、列車以外では到達することが困難という点でしょう。近くには道路はなくもちろん集落も見当たりません。また、いい味を出しているのが、スイッチバック駅という事です。
下り列車では一旦引き込み線に入り進行方向を逆にして駅へ入線します。ここで3人ほど乗車してきます。
坪尻駅は、特急列車はすべて通過。ただ、観光用の「四国まんなか千年ものがたり」号はこの駅で止まります。普通列車の一部も通過します。なかなか、アプローチするのは難しい駅です。
次の箸蔵では、箸蔵山に登るロープウェイが見えます。ここで1人下車していきました。ここからは、三好市の市街地が一望できます。さらい下っていき、吉野川を渡ると左後方から徳島線が近づいてきて、佃駅で合流します。それぞれ駅間は3.5㎞ほどです。三好市を回り込むように終点の阿波池田駅になります。
まとめ
・土讃線(琴平ー阿波池田・土佐山田)の普通列車は極めて少ない
・同区間は、山間部で勾配がきつい区間が多め
・秘境駅の坪尻駅は今や観光地化?
・普通列車より特急列車の方が本数が多い
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