鉄道の哀しみ(はじまり編)
私自身は、鉄道が好きで結構色んな所に
出掛けている。
一方でなんとなく、暗い気持ち(哀しい)
になったりすることがままある。
鉄道が好きな人はまあ、陽キャより
陰キャのの方が多いと思われる。
そんなことも影響したりするのかなあと
思ったりする。
■スマホか睡眠
皆さんは、電車に乗るときにどのように
過ごされているでしょうか?
鉄道愛好家は少なくとも、景色を見たり
沿線の名物駅弁を食べたりしていると思う。
でも、それは世間的には少数派。
大多数は、スマホを眺めているか
惰眠をむさぼるかのどちらかでしょう。
そのためか、ほとんどの電車の中が静か。
これは、電車の中という閉鎖された空間に
おいて「ぼっーと」しても犯罪に合う
可能性が極めて低いという
日本の治安の良さというプラスの面なのか?
それとも、単に移動時間という
その人にとって充実していない
無駄な時間なのか?
無駄な時間を過ごすという意味では、
哀しみを覚える。
スマホがない頃は、おじさんは
スポーツ新聞か週刊誌だったな。
学生は、少年ジャンプやマガジンなどの
マンガ雑誌だったな。
よく、通勤電車の網棚には読み終わりの
新聞がおかれていたな。
これは、もう読み終わったから
他の誰かどうぞ?と解釈してた。
要は、昔から車窓を楽しむ人間なんて
ほとんどいなかった。
■鉄道愛好家以外は、移動手段としてしか考えていない
ただ、これは鉄道に限った話ではなく
他の交通機関のすべてで言えるのでは
ないかと思う。
みんな、ドラえもんの「どこでもドア」
さえあればわざわざ交通機関など
利用しないはずだから。
■多忙なビジネスマン
時々、パソコンを広げてなにやら資料を
作成しているようなビジネスマンがいる。
ただ、そのようなビジネスマンにとっても
移動時間は無駄な時間で、できるだけ短い方が
いいだろうしそう願っているに違いない。
つまり、その空間でさえもオフィスの延長。
なんだか、仕事に追われている日本人を
象徴しているようで哀しい。
■どんな素晴らしい景色を走っているか関係ない
夜でない限り(夜は暗くて景色は見えない)
ほぼブラインドを下ろした電車が
行ったり来たりする。
これは鉄道好きとしては哀しい気持ちになる。
ほとんどの人にとってその電車には
何回も乗ったことのある常連さんなんだろうな。
それより、「眩しい」「紫外線対策」
(今の電車ほとんどUVカットガラス)
対策が大事なんだろうな。
■まとめ
・車内のすごし方は老若男女問わず、スマホか睡眠。
・ほぼ、ブラインドを閉じた電車が行き交う
・ほぼオフィス代わりの車内で響くキーボードの打音
結局、旅情を感じられる電車はごく一部な気がする。
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