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忍者烈風という特撮作品について。

小さいときにはまったく意味が分からないものでも、高校生ぐらいになると大体の意味が分かるようになってくるものも多いし、意味が大体掴めてくるから、もっとディープなところをつかみ取りたいとか思ってきます。

例えば、ウルトラマンマックスのイフのお話なんか(ちょうど今配信中です)はちょうどそうで、当時3歳だった自分には何もわからず、でも、ウルトラマンが怪獣を倒さなかった、という事実だけは覚えているという感じでしたので、改めて子供のころに見ていた作品を見返すことって重要だなと思いますよ。言葉にすることは難しいですけど、自分の中で大人になるうちでしていた忘れ物を取りに行けた感覚がありますし。

ここで、今回の本題なんですけど、特に見方が変わった特撮作品というのが自分の中であって、それが埼玉県の飯能市(めしのうでなくてはんのうと読みます。)と入間市(いるまし)を拠点として活躍している、ご当地ヒーロー「忍者烈風」です。

ちょうど2015年に第一シーズンがあったので、その時はちょうど小学校の6年生でした。(今のところ第六シーズンまであります。)その時は烈風の面白みというものに、全く気づけずいたと思います。それが高校生になって、いろいろな本を読むようになった後に、改めて昔のシーズンを見ると、この特撮作品が他と比べて、いかに異色で、それゆえに面白い作品かということが分かったので、ぜひ皆様に共有したいと思い、今回は書かせていただきます。

え?自分は埼玉県に住んでいないから、全く関係ないですって?安心してください。最後に、誰でも見られる裏技をお教えいたしますので、しばし、お付き合いください。

烈風 ざっくりしすぎたストーリー

忍者VS鬼 のストーリー

主人公は舞風瓢太(彼女はいない)は、普段は看護師として武蔵総合病院で働いているが、実は武蔵忍流谷風派という流派に属する、鬼を倒すための忍者でもある。そんな瓢太は、八咫烏(やたがらす)と一体化し、忍者烈風という超人として、鬼を封じ込める超戦士となって、日夜人知れず私たちが平和で暮らせる世の中を守っているのだ。

5つの見どころ

見どころ1 個性的な仲間たち

忍者烈風はかなり登場人物が多い作品で、最初に見たときはだれがだれだか、わからないと思います。しかし、毎回話を追っていると、だんだんとわかってくるもので、それはひとえにそれぞれのキャラが立っているという事実にほかなりません。個人的には、この作品にはかわいくて強い女性陣がいるので、誰推しかでも結構盛り上がれると思います笑

見どころ2 敵同士の戦い、対立

こんなの他の作品でも見たことあるよ。という方も多いと思いますが、侮るなかれ。この作品の対立は、最終的に迎合しそうだなという生ぬるい雰囲気のものではなく、徹底的にやり合います。鬼の中にも、人の世に溶け込んでいるものもあり、一緒のチームにいるように見えてそれぞれの思惑があり、いつ誰がどういう状態になってもおかしくない緊迫が見どころでもあります。

見どころ3 人間として戦う

この作品がすごく異色だなと思うのが、不思議な力が一切ない点なんです。例えば、主人公が一皮むけると、一定のステータス補正というか、見たこともない力が出て相手を圧倒することってあると思うんですけど、それが烈風にはほとんどない、と感じています。それがおおきな魅力と考えています。敵を論理的に考え、ひらめき戦う。時には、足止めなども行う。それは、烈風の中にはあくまで人間が中に入っているということと、単純なようですが、「烈風が死んだら、瓢太も死ぬ。生きて帰り、そして人々を安心させる最善策はなんだろう。」と、登場人物のひとりひとりが倫理と命に基づいて行動しているということが魅力だと思います。

見どころ4 こだわり

この作品自体が、お医者さんが原作、脚本をされているということで、この作品は科学的知見に基づいた推論や考察が行われている点でも、「リアル」が追求されているのが面白みの一つです。実際に、お話しの中では、鬼が見える、といった男性が特殊な病気であることが判明する。等、通常の特撮作品ではあまりない、ラストが隠されているのが面白いところです。まだまだ、いろいろあるんですけど、アクションや武器、そして個人的には和太鼓のBGMにこだわりが見られるのが好きで、緊迫感を表すためにあえて、和太鼓のみでのBGMで心臓の鼓動を表している演出は秀逸であると思います。OPは爽快感と中毒性抜群でかっこいいですよ!

見どころ5 成長と王道

作品が六シーズンにわたると、だんだんと主人公瓢太の目が戦士の目、覚悟の据わった目になってきていることを感じます。シリーズが増えていくうちに瓢太自身が様々な修羅を乗り越え、様々な人を知った強く、優しい存在になり、それが私たち視聴者に一種の安心感を与えているのを感じます。そして、やっぱりヒーローの活躍する作品ですから、烈風が登場し、鬼をやっつけるという単純な爽快感が根底にあるというのがやっぱり引き付けて離さない理由だと思います。


ここまで読んであなたはきっと、私の文章力が低いかもですのでどこまでかはわかりませんが、この「忍者烈風」がいかにほかの特撮作品と一線を引く作品で、大人が見ても十二分に楽しめ、考えさせられる作品であることが伝わったらと思います。そして、この烈風、なんと実際に会うこともできるんです!今は、様々な影響でなかなか開催されないのですが、アクションショーも埼玉県を中心として行っており、そこに足を運べば、生でかっこいいアクションが見られ、実際に作品を応援できるのも魅力であると思います。

「ただのヒーローものじゃないの?」と思っているあなたにぜひ届けたい作品です。

TV放送は毎週土曜日朝7時30分から、地デジ093チャンネル、東京MX2にて放送中です。

そして、世界中どこからでも見られるようにyoutubeでの配信もしておりますのでそちらも是非!

ガンガン行きまっせ!

https://youtu.be/eUminontdRc 総集編その1です。

https://youtu.be/Vbzudw2n0t8 総集編その2です。

ここからスタートしたらいかがでしょうか?

   またね。


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