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思い出したら「最高の勉強法」をやってたことに気づく〜読書感想〜

こんにちは。ほどほどです。
今回ご紹介する本は、安川康介さんの『科学的根拠に基づく最高の勉強法』です。


勉強法なんて、人それぞれに得意、不得意があるんじゃね?

と思う方も多いと思います。

本書は「科学的根拠」をもとに勉強法の検証をしています。
ただし、私個人も医学論文を読んだりする中で、科学的根拠があるから絶対というわけではないことを理解しています。

なので、解釈として「わりと良さそう」ぐらいにとどめておくことをおすすめします。

本書でいう効果的な勉強法にはいくつかあり、

1️⃣ アクティブリコール:要するに「思い出すこと」です。
練習問題を問いたり、白紙のノートに覚えた内容を書いてみることもそれに該当します。
そして、大事なのは「定期的に」やることです。
インプットした次の日、1週間後など、定期的にアウトプットという意味で練習問題を解くことは効果的だと本書では書いています。
(根拠となる研究も掲載しています。ただ、結果についてはテストを受ける人のモチベーション(例えば報酬や体調など)については考慮されてない印象なので割引いて考えてもいいかも)
さらに、覚えた内容を「声に出して」思い出しながら書く【プロダクション効果】や、覚えたことを人に教えることで自分の理解が深まる【プロデジェ効果】というのも紹介されています。
これは読書においても通じるものがあると思います。
読んだ内容を音声配信に乗せたり、1週間たったあとにnoteに書いたりすることも効果的ということです。

2️⃣ インターリービング:まぜこぜにやるということ。
1つの教科だけを見れば「分散学習」と同じですが、学校などでは5教科、9教科など複数の教科が存在しますよね。
その場合、今日は国語、明日は算数、明後日はまた国語・・というように、1つの教科に集中せず、ごちゃごちゃにやることで一旦その教科から離れ、違う勉強をしたあと、もとの教科にもどったときにその内容を「思い出す」ということだと個人的には理解しています。
スポーツの世界でも同じ。
野球で言えば、キャッチボール、バッティング、走塁練習を分散してやることでいろんな気づきが得られることも期待できると本書でも書いています。

ここまで「有用性が高い」勉強法を紹介しました。
王道のようにやられている
「線を引く」とか「何回も繰り返しやる」という方法は「有用性が低い」と位置づけられています。
要するに順番や「一点集中型」では成果が出ないのかな?と思いました。

私もこうやって薬局薬剤師として仕事ができるようになりましたが、大学や高校のときは勉強好きな方ではなかったと思います。

ただ、偶然にも「一夜漬けはぜったいにしない」とか、「過去問をとにかく解きまくる」など、このやり方が正解かどうかもわからないまま必死にやっていました。

今思えば、効果的だったんですね。この本を読んでちょっと納得しました。

私も読書を続けていて、どうしても読んだ内容を忘れてしまうことが多いので、こうしてnoteに書いていますが、アクティブリコールを使ったりしてもうすこし「忘れない読書」をしようと思います。音声配信もまた復活させようかな・・


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