KAG新卒第1期生新人研修開催
はじめに
はじめまして。KDDIアジャイル開発センター(KAG)CHROの土橋(どばし)です。
今回は今年の4月に入社したKAG新卒第1期生向けに実施した約4ヶ月間の新人研修プログラムについてご紹介したいと思います。
自己紹介
新卒で現在のKDDI株式会社に入社し、情報システム部門やサービス開発部門にてシステム開発業務に長年従事しておりました。KDDI本体でのアジャイル開発組織立ち上げの黎明期からエンジニアリングマネージャとして組織作りに関わっておりましたが、会社設立と共に人事領域にジョブチェンジし、人事責任者として採用、組織開発、研修制度策定などを担当しております。
プライベートではスポーツ観戦(主に写真撮影)が趣味で、毎週末どこかのスポーツイベントに顔を出し写真撮影に明け暮れております。
新入社員研修プログラム全体像
KAGは元々KDDI本体の1部署だったため、当時からKDDI新卒入社社員の研修経験はありましたが、KAGとしては初の新卒社員受け入れのため研修プログラムも1から策定する必要がありました。具体的な研修プログラム策定前に定めた研修の目的は以下の3つとなります。
技術習得
新入社員が実業務(OJT)に入った時に、開発中のシステムの全体構成や開発プロセスを理解できるようになる。そのために基礎知識を習得し、開発プロセスを実体験する。マインドセット
顧客にとっての価値を中心とする考え方、チームとして成果を目指す、そのために特定の領域に固執せずに幅広い領域に興味を持ちスキルをつけ関わるマインドセットを、実体験をもとに身につける。コミュニティ
同期のコミュニティ形成をする。また、KAG社内の先輩メンバーと交流し(例えば誰がどの領域のプロフェッショナルかなど)メンバーのことを知る。
ここでは具体的な研修プログラムとして「ビジネススキル研修」と「テクニカルスキル研修」の内容をご紹介したいと思います。
ビジネススキル研修
一言でいうとチーム開発で求められるコミュニケーションスキルを理論と実践(ワークショップ)で体得するというものです。KAGでは新卒社員であってもチームの一員として他の先輩社員と同様にチームとして目指すゴールに対する貢献が求められます。技術力も当然大切ですが、社員1人1人のコミュニケーションスキルと高い自立性があってこそ成り立つ体制になっています。計17日間という非常にハードな研修ですが、私が想像する以上に真剣に取り組んでくれ、たくさんの知識と経験を得ると共にこれからの社会人人生において大切なものを得てもらえたと確信しています。
テクニカルスキル研修
ソフトウェア開発に必要な知識について、各技術領域ごとのKAGのエキスパートエンジニアを講師役としてオリジナル教材をもとに座学および演習形式での知識習得をしてもらいました。テクニカルスキル研修での狙いは以下の4つです。
必要な情報を自分自身で調べて解決できるようになる
情報の検索方法、公式ドキュメント、エラーメッセージとの付き合い方技術的な基礎知識を習得する
プログラミング基礎、システムアーキテクチャ理解簡単なWebシステムを設計・実装できるようになる
プログラミング、API設計、フロントエンド、バックエンド、インフラ(AWS)ソフトウェア開発における広範な技術や考え方に触れる
git/GitHub、CI/CD、インフラコード化、テスト、運用監視
複数名でチームを組み、チーム単位に先輩社員がチューターとしてサポート役としてアサインされており、1人1人の社員がどの程度理解できているかを丁寧に把握しながら研修を進めています。チューターメンバーおよび人事部で毎朝デイリーミーティングを実施しており、日々の研修で寄せられる声に対する打ち手を素早し改善するように努めました。
配属発表
研修期間中のコミュニケーションや1on1の中で確認した適正や希望を鑑みつつ配属先のプロジェクトを決定しています。研修最終日の成果報告会終了後に1人1人の新卒社員の配属先を読み上げる形で配属発表を行いました。人事部としては採用活動中から約1年半対話し続けてきたメンバーの配属のため色々感じることはありましたが無事この日を迎えることが出来て一安心です。
新入社員の皆さまへのメッセージ
ここで伝える話ではないかもしれませんが、社会人生活の第一歩としてKDDIアジャイル開発センターという会社を選択してくれたことに心から感謝しています。カジュアル面談や面接を行っていた時はまだ学生然とした雰囲気だった皆さんが日々業務に携わっている姿を見ると本当に感慨深いです。内定式で木暮社長からのメッセージにもあった「Be a Change Leader. アジャイルに力を与え、共に成長し続ける社会を創る」という壮大なビジョンに向けて一緒に歩んでいきましょう。これからもよろしくお願いします!
最後までお読みいただきありがとうございます!
学生の皆さま、社会人の皆さま問わず常時カジュアル面談を実施しておりますので、是非お気軽にエントリーくださいませ。