#60【架電の意味】

インサイドセールス(営業)の活動の中の1つが架電によるアプローチです。今回は架電にフォーカスしていきます。

架電とは?

「架電」とは、電話に掛けることを意味する言葉で、読み方は「かでん」です。由来は「電話を架けること」にあり、「アウトバウンド」も同類です。

「架電」と「荷電」の違い

「架電」と似た言葉に、「荷電」があります。どちらも「かでん」という同じ読み方をするので、間違いやすいですが、意味は全く異なるので注意が必要です。「荷電」は、物理や化学で用いられる専門用語です。物体が電気を帯びている状況や、その電気を意味します。電話を架けることを意味する「架電」とは関係ないので、間違えないようにしたい内容の1つです。

架電の反対語

架電が「電話を架ける」という意味なので、反対語は「電話を受ける」意味を持つ言葉になります。

受電

読み方は「じゅでん」です。元々は、電力の供給を受けることを指す言葉でした。そこから転じて、「電話の着信を受けること」「電話に対応すること」を意味する語としても使われています。「受信」も、受電の同義語と言われています。

架電が得意な人の特徴

  1. コミュニケーションをとるのが好き
    人と話すことが好きな人は、架電業務が向いていると個人的には思います。ただし、顧客からの問い合わせ内容や要望を丁寧にヒアリングする傾聴力も大事です。一方的に話をするのではなく、相手に寄り添う姿勢が重要です。

  2. トラブルに対して冷静に対応できる
    架電業務では、トラブルが発生することもあります。「電話されるのが迷惑」など、クレームを受けることもあるかもしれません。トークスクリプトにないケースも十分にあります。つまり、冷静に対応し、顧客に満足してもらえる対応を取るスキルが必要です。

  3. 気持ちの切り替えが早い
    前途したとおり、架電はトラブルやクレームに巻き込まれやすいという特徴があります。しかし、電話口の自分自身が否定されているわけではありません。否定的な言葉を掛けられても気持ちを切り替えて、次の電話ではいつもどおりの対応をすることが大切です。

まとめ

2019年に流行りました「FACTFULNESS」にもありましたが、物事を正しく見る習慣は改めて不可欠なものだと振り返ることができました。常識(架電/荷電)を疑うことを忘れずに、もし間違った認識があれば正しく受け入れる勇気を忘れないようにしたいと強く思います。

人々が世界を誤って認識している原因は、本能から思い込みにある。

FACTFULNESS

参考書籍




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