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ギクシャクからスムーズに

皆さんこんにちは!野神タカマです

今回は前回の対話分析の内容を深堀していきます


前回の復習で自我状態を大きく3つに分けると「P」「A」「C」に分けられ

自分がPの自我状態で話しかけて
相手からもAの自我状態で返答が返ってくると思っていた時

その通りに相手もAの自我状態で話が進むことを「相補的交流」といって

スムーズな会話が出来るという事を
同僚同士のシチュエーションで紹介しました


今回は上司と部下、親と子で考えてみましょう

上司から見た部下との関係を自我状態で表すと
「P⇌A」もしくは「P⇌C」になる事が多いと思います

「P⇌A」の会話でいったら
上司P→A 「これをやっておいてくれ」
部下A→P「わかりました」
上司P→A「任せたぞ」

「P⇌C」の会話でいったら
上司P→C「この内容分かるか?」
部下C→P「分かりません!教えて下さい!」
上司P→C「よし、良いだろう」

このようになります

部下側からしても相手が上司で、自分より上の存在という意識でいれば
この会話でムカついたりしないと思います

親子の会話を考えてみると
親P→C「ご飯だから早く来なさーい」
子C→P「はーい、今日のご飯は何?」
親P→C「今日は素麵よ」

この場合、親は子供だと思って、子供は親だと思って会話しているので
スムーズな会話が出来ています

なので「P⇌A」と「P⇌C」は相補的交流となります


しかし親子の会話のところで
親P→C「ご飯だから早く来なさーい」
子A→A「もう少し待ってて」
親P→C「先にご飯食べにきなさい!」
子P→C「待ってって言ってるじゃん! !」

このようにお互いに相手に求めている自我状態にが返ってくると
交叉的交流となってしまい、会話がギクシャクしてしまいます

この会話は身に覚えがあります(笑)


これをスムーズな会話にするなら
親P→C「ご飯だから早く来なさーい」
子A→A「もう少し待ってて」
親A→A「それじゃあ早めに来てね」
子A→A「はーい」

こうすればスムーズな会話になります


今回は1つのパターンを紹介しましたが親子との関係は人それぞれで

今回紹介したパターンとは違うパターンで
会話が行われている事があると思います

しかし、会話がギクシャクしているという事は
相補的交流では無いという事なので

相手がどの自我状態で
自分にどの自我状態を求めていたのか

もしくは
自分がどの自我状態で
相手にどの自我状態を求めていたのか

を分析することで対話の改善点を見つける事ができ

それを修正していく事で
スムーズな会話が出来る様になっていけると私は思います

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