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下痢・軟便について考察する

ハードな減量している人、身体的ストレス、精神的ストレスを抱えている人で悩まれている方が非常に多いのかと思います。
そういった下痢や軟便をどう予防し、改善していくのか説明していきます。
便というのは重要な体のバイタルサインなのでこれを改善していくことにより健康に保つことが出来るのではないかと思います。

(1)腸の働き、排便のメカニズム

口から食べ物を摂取して胃で細かく砕かれて、大部分が小腸で吸収されていきます。そこから大腸に届き、ドロドロに消化された食べ物の水分が徐々に抜けていき固形化されたものが最終的に便になっていきます。
一般的に健康の人の便の水分量は70%でそれ以下になってしまいますと硬くなりすぎますし、逆に80%、90%以上になりますと軟便や下痢になってしまいます。

口から食べ物を入れて胃に到達すると脳にご飯が入ってきたという指令が伝達されることにより蠕動運動が起こり、腸を動かして食べたものを小腸から大腸、直腸に送られるというメカニズムがあります。これらは自律神経の働きにより伝達が起きて最終的に食べたものが直腸まで運ばれると大脳に指令を出して便意を伝えるという流れになっています。

腸のはたらきと排便のしくみ

(2)3タイプの軟便

①ストレス性のパターン
蠕動運動が早すぎる為起こり、運動抗進性下痢、蠕動運動性下痢
②腸での水分吸収が出来ない
浸透圧性の下痢
③食中毒、感染症、炎症性
分泌性の下痢何かを摂取するのではなく今起きている原因を取り除くのが最も大切

1.外的なストレスや内的なストレスで自律神経のバランスが崩れてしまって起こりやすく、腸の蠕動運動が過度に起こってしまう事によって、本来なら水分をある程度時間をかけて吸収するのですが、その時間を待たずして直腸へ送られてきてしまう事で軟便や下痢になってしまうという事です。
暴飲暴食やお腹の冷えで起こる下痢などもこの症状が原因になります。
なのでこういった場合は健康的な食事に変えて、体を温める食事にすることが大切になります。
ストレスが原因の場合はそのストレスを取り除くことも大切です。
よく試験や面接前に緊張してお腹が痛くなったり下痢になる方は自律神経の乱れからくる蠕動運動性の下痢の症状が多いです。

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