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準備

大宅楓選手【大東建託パートナーズ】が、2022年シーズンに向けて始動しました!

これから4月のシーズンインまで、約5か月、競技会に出場するための身体作りを行っていきます。

まずは、クロカンを使っての脚作り。ゆっくり走りながら、オフシーズンで低下した身体を戻していきます。

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私の指導方針として、大きな競技会が終わった後やシーズン後には、必ずオフシーズンを設けて、心身共に休む期間を設けています。

この期間は、何をやっても自由。余程のことがない限り、選手との連絡は取りません。私自身も、シーズン中は、神経が張り詰めているので、この期間はとても大切な時間です。

女子選手の指導に携わって約25年が経ちますが、女子選手は、生理やホルモンバランスの観点から考えると、こうしたオフシーズンを設けて、心身共にリラックスしたり、食べたいものを好きなだけ食べて、少し脂肪を蓄えておく必要性を感じています。

大宅選手には、『練習は、ジョギングから始めるから、ゆっくりしてきてね』と伝えて、オフに入りましたが、大宅選手なりに、身体は動かしていた様ですね(笑)

駅伝チームを指導していた時は、1月の都道府県対抗女子駅伝、ロードレースが終わってから、シーズンに向けての準備を行っていましたが、今思うと、相当スケジュールがタイトだったなぁ…と思います。

このnoteを読んでおられる方の中には、5か月も何をするの?と疑問に思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、

ざっと、

10月:導入期
11月:基礎Ⅰ期
12月:基礎Ⅱ期
1月:基礎Ⅲ期
2月:確認期
3月:移行期

といった感じの区分けで、各期ごとに、やることリストが満載です。
私の尊敬しているコロラド大学のマークウェットモアヘッドコーチは、『5月下旬のレースに出る準備は、前年の7月からする必要性がある』と仰っています。日本の競技会カレンダーを考えると、ここまでの準備期間はありませんが、高いパフォーマンスを求めるのであれば、相応の準備が必要ということですね。

2022年シーズンを、自信を持って迎えられるように、しっかり準備していきたいと思います!


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