見出し画像

削りまくりで業務改善

「学校を良くするのは皆さんです。」

先生方にこう話しましたが、なかなかそれは難しいことがわかってきます。

学校を良くするという思考は、学校の内側だけでなく、学校外に向けた広い視野を持つことが大切だと思います。他校の取り組みを知ることで、客観的な視点を持つことができて初めて、自校の改善点がわかってくるのだと思います。

学校の先生は忙しすぎる。これが軽減されない限り、視野を学校外に向けることは出来ず、そもそものスタートラインに立てそうもない。

というのもそのはずで、これまでの業務に、ICT、探究、観点別評価、グローバルなど新たな負担が増えたのにもかかわらず、従来の部分が全然削れていない。しかも働き方改革で早く帰れと言う。こっちは一生懸命やってんだよ!と思う先生たち…。これが学校のブラックループ。

とにかく忙しい日本の先生たち

そこで今月から始めた「削りシート」。

先生方の1日の仕事の中で大変に感じていること、これって無くても良いんじゃない?これはもうICTで置き換えで大丈夫だよね?と思うこと、とりあえずGoogleスプレッドシートに書き出してもらいます。どんなに小さなことでも、みんなでシェアして考えることにしています。

自分が出したアイディアで、他の先生方の負担を減らし、みんなをハッピーにという考え方がです。

今年度の最も重要な取り組みの一つであり、先生方の学校運営に対する意識を高めていくのではないかと期待しています。

自分の出した案で、日常業務がどんどん削られ、みんなが楽になり、最も大事な授業改善や生徒サポートに時間が取れるようになる。

これが良いサイクルを生み出し、先生方の学校運営に対する当事者意識を高めていき、これで学校は間違いなく変わる!

校章のモチーフであるふじいばら

しかし、思った通りに行くほど甘くなかった。

そもそもの「削り案」がなかなか出てこない。

忙しすぎる毎日の中で、削る案を考える余裕もないのかもしれません。それほど学校の先生たちは忙しく、ギリギリな中で頑張ってくれているのだと思います。

ここは辛抱強く待つのみ。僕が一方的に書き込んでしまえば楽ですが、それでは意味がありません。先生方の書き込みを促し、ひたすら待つのみ。

こんな時、日本中の先輩方だったらどうするのだろうと1人で妄想しています。

きっと辛抱強く待ちつつ、先生方の心に火を灯す魔法の言葉をかけていくのだろうと。

信頼して待つ。

タマムシ?



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?