校長のスキトクNOTE

「居場所と出番をつくり続ける」をビジョンに掲げる御殿場西高校。「好き/得意」を発掘し、…

校長のスキトクNOTE

「居場所と出番をつくり続ける」をビジョンに掲げる御殿場西高校。「好き/得意」を発掘し、発揮し、磨き続けるプレイフルな学びを実践しています。無限の可能性を秘めるこの学びの実践を、教職員や学校側の視点を中心として発信していきます。 ぜひフォローしてください☆

最近の記事

『セサミストリート』が大切にする多様性の世界観

日本でも「多様性」という言葉をいろいろなシーンで耳にするようになりました。今や、多様性に富んだ社会のあり方が、求められる時代となり、ビジネスシーンに至っては、多様な人材を登用し、「違うこと」でより豊かなアイディアや価値が生まれるというふうに考えられています。 多様性にも種類がある  そもそも「多様性」って何なんでしょう?オックスフォード英語辞典によると、多様性(diversity)は「互いに非常に異なる人や物の集まり」と定義されています。自然界を例にとって考えると、さまざ

    • 新年度スタート〜2週間経過

      新年度となりあっという間の2週間。年度はじめの挨拶回り、新年度の学校行事、外部委員会等への出席などなど。この時期の校長業務はやっぱり大変だと感じます。ただ大変ですが、いろんな人との出会いや再会がここでできるので、個人的には大好きな期間でもあります。それではちょっとだけ振り返っていきましょう。 令和6年度第58回入学式 嵐のような天候の中で、第58回入学式が行われました。今年は270名の新入生を迎え、御殿場西高校もますます楽しい学校になっていきそうだと感じます。式の最中の1

      • 令和6年度キックオフ

        この御殿場の地もいよいよ桜の季節となりました。4月5日(金)あいにくの雨で少し寒い中ではありましたが、御殿場西高校の令和6年度キックオフが開催されました。そもそもキックオフって何?ってところからでしたが、文字通り「スタート」「試合開始」という意味合いで、年度はじめの方針発表とビジョン共有ということになります。いつもは校長からの長々とした説明で終わりがちですが、今年はいつもとは違った形で開催することができました。以下紹介していきますね。 そもそも「キックオフミーティング」とは

        • 居場所と出番を創り続ける学校

          本日より、校長3年目。経験不足と勉強不足を痛感し続ける日々ですが、今年度も精一杯頑張っていきます。 さて、1月以降の3ヶ月間は、同僚の急な不幸もあり、正直かなり落ち込んでいました。時間の経過に伴い、喪失感も癒えるものだと思っていましたが、決してそんなことはなく、むしろ実感が強まっていくことで、寂しさは大きくなるばかり。明るく笑顔でいることが難しいとすら感じる日々だったかなと感じます。 そんな中迎えた、4月1日。気持ちを切り替えて、新たな気持ちでこの1年チャレンジしていきた

        『セサミストリート』が大切にする多様性の世界観

          第55回 卒業証書授与式 式辞

          校庭の木々の芽もほころびはじめ、たしかな春の息吹を感じる今日の佳き日に、多数のご来賓の皆様のご臨席を賜り、ここに第55回卒業証書授与式を、盛大に挙行できますことは、大きな喜びであり、まことに感謝にたえないところであります。心から厚く御礼申し上げます。 さて、ただいま呼名された273名の卒業生の皆さん。誠実、友愛、勇気の校訓のもと、学習、学校行事、部活動、生徒会活動等に熱心に取り組み、3ヵ年の教育課程を無事修了されました。この3年間のさまざまな光景が、それぞれの心の中で、豊

          第55回 卒業証書授与式 式辞

          卒業までもう少し

          学校前の看板が卒業式モードに切り替わりました。 3月1日の卒業式まで残すところあと3日。 毎年のことですが、この時期は憂鬱な気分で胸がいっぱいになります。 3年前の入学式、まだまだ慣れない制服を着て、少し緊張した様子の新入生でした。入学式で呼名され、大きな声で返事をしてくれました。そこから学校生活を通して少しずつ大人になっていき、顔つきも変わっていきました。その成長スピードにいつの間にか追い抜かれたような感覚すらしたものです。コロナ禍でしたが、少しずつできることも増えていき、

          卒業までもう少し

          対話の文化〜変革はいつも職員室から〜

          近年、あらゆる組織で重視されている「対話」ですが、なかなかその実践は難しいものです。 それまでの組織文化において、上位下達型が強かったり、一部の声が強い場合、心理的安全性はなかなか作れないものです。 なんでも言い合える文化、お互いを承認し合い、意見を交わしながら、よりよい形を共創することができる組織が理想ですよね。 そのためには、上下関係や年功序列が全面的に浸透した組織よりも、フラットでカジュアルな雰囲気の方がいいのは間違いないと思います。 今年度から教職員に対し「Wellb

          対話の文化〜変革はいつも職員室から〜

          森下知幸先生へ

          森下先生、あまりにも突然すぎる訃報に、教職員、生徒、保護者、学校関係者一同、深い悲しみを感じております。本当は夢なのではないかと思うほどに、現実を受け止められない私たちがおります。 平成28年8月から7年半、本校で事務職員の傍ら、野球部の監督として、数多くの生徒たちと熱い日々を送られました。この7年半という時間は、私にとって、かけがえのない大切な宝物となりました。高校野球界での輝かしい実績がありながら、それを微塵も感じさせない、その明るく気さくな人柄で、多くの人を笑顔にす

          「居場所」づくり

          御殿場西高等学校は「居場所と出番を創り続ける」をビジョンとしています。 変化し続けるこの不安定な社会、家庭環境の変化、技術革新によって変化するライフスタイルなど、生徒たちを取り巻く世界は、想像以上に大きな変化をしており、その影響は目には見えづらいものです。 多様な悩みや課題を抱える生徒たちを支援し、誰もが自分らしくいられる居場所作りが、これまでとは比較にならないほどに求められています。 本校では、職員室、ラーニングコモンズといった、居場所づくりを進めてきました。 10月26

          「居場所」づくり

          教師の役割

          教育実習生が2名来てくれています。 奥山くんは在校時は空手道部のキャプテンを務め、全国大会出場経験があります。一方の松本陸くんは、野球部に所属し、生徒会長を2期連続で務めました。それぞれ、僕も関わりの多かった生徒の2人ということで、今回の教育実習での再会を楽しみにしていました。 2人に共通して言えるのは、学生の視点から教員の視点になった今、教師の役割とは何かを、より客観的に、より具体的に考えるようにしなくてはならないということです。どうしても、教師は「教える、指導する、育成

          「本当の幸せ」について考える

          息子が3歳になりました。 1000日程度しか経っていないのに、出来ることがどんどん増えて、日々変化しながら成長をしています。 よく笑い、よく泣き、よく食べて、よく寝て。 いろんなことに興味を抱き、小さな体験に喜ぶ。 それを見て大人は心から褒め、本人以上に喜ぶ。 些細なことだとしても、日々を楽しく健康に生きること自体が、ありがたく幸せなことだと感じます。 本校に通う生徒たちも、全く同じです。 日々変化し、成長しながら、毎日を生きています。 そんな日常が幸せで、何よりもあり

          「本当の幸せ」について考える

          ハッピー相談室プロジェクト始動します

          自分に自信がない。 自分には長所がない。 自分のことが好きじゃない。 自分はダメな人間だ。 こんなふうに思っている高校生は想像以上に多いものです。 偏差値輪切り教育、過度な競争、他者との比較などによって、自信をなくしてしまうといいます。 生徒指導で頭髪服装が校則違反となったことにより「ダメな生徒」というレッテルを貼られ、自分自身も自分のことを「ダメな生徒」と思い込んでしまいます。 負の連鎖になっていることがわかります。 では次の質問はどうでしょう。 誰かの役に立ちたいか。

          ハッピー相談室プロジェクト始動します

          TVアニメ『オーバーテイク!』試写会開催

          御殿場市が舞台、御殿場西高校に通う生徒が主人公のTVアニメ『オーバーテイク!』の試写会andスペシャルトークセッションを開催しました 『オーバーテイク!』公式サイト https://komaki-motors.com アニメの第一話を上映したあと、監督のあおきえいさん、浅雛悠役の古屋亜南さんをゲストにお迎えして、生徒たちにアニメ制作の舞台裏や、働くということについて、高校時代の思い出など、さまざまな視点からお話をしていただきました。 アニメに興味がある生徒も多く、お二

          TVアニメ『オーバーテイク!』試写会開催

          慶應義塾高校の甲子園優勝について

          2ヶ月に及ぶ高校野球選手権大会が幕を閉じました。 優勝は慶應義塾高等学校。実に107年ぶりということで大々的にメディアに取り上げられました。 メディアの後押しもあり、決勝は慶応サイドの応援が非常に多く、その圧に仙台育英が押され萎縮してしまったのではという意見もSNSを中心に見られます。 慶応の優勝、仙台育英の2年連続の決勝進出、この2ヶ月の全国の高校球児たちの熱い戦いの終着点が、こうした批判ばかりの風潮になんだか残念な気持ちになります。 勝っても負けてもおそらく批判は出たので

          慶應義塾高校の甲子園優勝について

          小さな越境体験、無限に広がる学び

          今年見た最も美しい光景でした。 遡ること6月29日(木)、アメリカのビーバートン市から高校生20名が御殿場西高校を訪問しました。 御殿場市の姉妹都市であるビーバートン市とのこうしたリアル交流は、なんと4年ぶり。 こんな素敵な機会を逃してなるものかと、訪問を即決で受け入れさせていただきました。 とはいえ、リアルな国際交流経験の乏しい生徒たち。 英語でコミュニケーション取れるかな、会話盛り上がるのかな、日本人同士で固まっちゃうのかなとか心配な点も多々ありましたが、そんな

          小さな越境体験、無限に広がる学び

          ChatGPT活用 公開授業研修

          6月28日(水)御殿場西高等学校では東部地区の幼保小中学校の先生方30名近くを本校にお招きし、京都芸術大学教授の本間正人先生を講師に「ChatGPT活用授業公開研修」を実施しました。 ChatGPTといえば、昨年11月に米OpenAI社がリリースしたAIを搭載したツールということで、連日のようにニュースで報道されています。ChatGPTがここまで話題になったのは、こちらの質問に対し、まるで人間のように回答し、さらに膨大な情報を元に学習しているので、なんでも瞬時に回答してくれ

          ChatGPT活用 公開授業研修