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対話の文化〜変革はいつも職員室から〜

近年、あらゆる組織で重視されている「対話」ですが、なかなかその実践は難しいものです。
それまでの組織文化において、上位下達型が強かったり、一部の声が強い場合、心理的安全性はなかなか作れないものです。
なんでも言い合える文化、お互いを承認し合い、意見を交わしながら、よりよい形を共創することができる組織が理想ですよね。
そのためには、上下関係や年功序列が全面的に浸透した組織よりも、フラットでカジュアルな雰囲気の方がいいのは間違いないと思います。
今年度から教職員に対し「Wellbeingアンケート」を実施しています。9月に行われた第1回アンケートでは、現在の組織に対する厳しい意見が明るみになりました。
それら意見は大きく分けて、日常業務の多忙さに対するもの、組織風土に対するものの2つに区分されることがわかりました。
業務削減は組織体制、予算配分、業務委託等で比較的手は打ちやすいものです。
一方で組織の風土を変えていくことは一朝一夕では難しく、時間をかけて少しずつ行っていかねばなりません。
一時的な変化で終わることなく、文化として定着させていくためには丁寧に繰り返しながら、徐々に変化を浸透させていく必要があります。
その打ち手として本校で実施しているのは以下の3つです。
(1)カタリバ
   全教員参加型の「未来の御殿場西の姿」を語り合う場
(2)パラダイムシフトプロジェクト研修
   「聞く力」を高め、生徒との対話力を高める研修
(3)朝の1分間対話
   さまざまなテーマで1分間、意見や思いを共有する場
変化は急に起こすことはできませんが、こうした取り組みがきっとこれまでの硬直した組織文化を柔らかくし、心理的に安全で、お互いにありのままの自分でいられるような職場になれることを期待しています。

カタリバの様子。こんな研修が増えてきました。

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