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御殿場西高等学校の生徒、保護者、地域の皆様、そして本校に興味関心を持って下さる皆様に、…

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御殿場西高等学校の生徒、保護者、地域の皆様、そして本校に興味関心を持って下さる皆様に、本校の生徒たちの活動を紹介する「TK-Note」です。日々の授業、探究活動、学校行事、部活動など、学校の日常からイベントの様子などをお伝えしていきます。ぜひフォローしてください☆

記事一覧

第55回 卒業証書授与式 式辞

校庭の木々の芽もほころびはじめ、たしかな春の息吹を感じる今日の佳き日に、多数のご来賓の皆様のご臨席を賜り、ここに第55回卒業証書授与式を、盛大に挙行できますこと…

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3週間前
1

卒業までもう少し

学校前の看板が卒業式モードに切り替わりました。 3月1日の卒業式まで残すところあと3日。 毎年のことですが、この時期は憂鬱な気分で胸がいっぱいになります。 3年前…

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4週間前
1

対話の文化〜変革はいつも職員室から〜

近年、あらゆる組織で重視されている「対話」ですが、なかなかその実践は難しいものです。 それまでの組織文化において、上位下達型が強かったり、一部の声が強い場合、心…

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1か月前
2

森下知幸先生へ

森下先生、あまりにも突然すぎる訃報に、教職員、生徒、保護者、学校関係者一同、深い悲しみを感じております。本当は夢なのではないかと思うほどに、現実を受け止められな…

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2か月前
3

「居場所」づくり

御殿場西高等学校は「居場所と出番を創り続ける」をビジョンとしています。 変化し続けるこの不安定な社会、家庭環境の変化、技術革新によって変化するライフスタイルなど…

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5か月前
3

教師の役割

教育実習生が2名来てくれています。 奥山くんは在校時は空手道部のキャプテンを務め、全国大会出場経験があります。一方の松本陸くんは、野球部に所属し、生徒会長を2期…

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5か月前
7

「本当の幸せ」について考える

息子が3歳になりました。 1000日程度しか経っていないのに、出来ることがどんどん増えて、日々変化しながら成長をしています。 よく笑い、よく泣き、よく食べて、よく寝…

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6か月前
3

ハッピー相談室プロジェクト始動します

自分に自信がない。 自分には長所がない。 自分のことが好きじゃない。 自分はダメな人間だ。 こんなふうに思っている高校生は想像以上に多いものです。 偏差値輪切り教育…

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6か月前
2

TVアニメ『オーバーテイク!』試写会開催

御殿場市が舞台、御殿場西高校に通う生徒が主人公のTVアニメ『オーバーテイク!』の試写会andスペシャルトークセッションを開催しました 『オーバーテイク!』公式サイト …

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6か月前
3

慶應義塾高校の甲子園優勝について

2ヶ月に及ぶ高校野球選手権大会が幕を閉じました。 優勝は慶應義塾高等学校。実に107年ぶりということで大々的にメディアに取り上げられました。 メディアの後押しもあ…

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7か月前
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小さな越境体験、無限に広がる学び

今年見た最も美しい光景でした。 遡ること6月29日(木)、アメリカのビーバートン市から高校生20名が御殿場西高校を訪問しました。 御殿場市の姉妹都市であるビーバ…

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8か月前
1

ChatGPT活用 公開授業研修

6月28日(水)御殿場西高等学校では東部地区の幼保小中学校の先生方30名近くを本校にお招きし、京都芸術大学教授の本間正人先生を講師に「ChatGPT活用授業公開研修」…

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8か月前
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あなたにとって職場ってどんな場所?

久しぶりの投稿となりました。 この3ヶ月は本当にあっという間で、なんだか目が回るような感覚です。 新しいメンバーが入り、職員室も活気付いています。 若手もベテラン…

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9か月前
5

トイレ掃除と草抜きで原点に戻る

迷ったら原点。 僕の好きな言葉です。 最近うまくいかないと感じることって誰しもあります。そんな時、自分をリセットして見つめ直すためには、いったん戻れる場所(自分…

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9か月前
5

対話と協働による共創

お久しぶりです。 年度が変わりバッタバタの4月が経過し、GWも終了してしまいました。 この1ヶ月の間でいろんなことがありましたが、どれもワクワクするようなことばかり…

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10か月前
5

現在地と未来

錦城学園高校で一緒にお仕事をさせていただいた中島健人先生。この3月で錦城学園を退職し、母校の日大三高の野球部に入ります。寂しさと期待が入り混じる複雑な気持ちです…

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1年前
8

第55回 卒業証書授与式 式辞

校庭の木々の芽もほころびはじめ、たしかな春の息吹を感じる今日の佳き日に、多数のご来賓の皆様のご臨席を賜り、ここに第55回卒業証書授与式を、盛大に挙行できますことは、大きな喜びであり、まことに感謝にたえないところであります。心から厚く御礼申し上げます。   さて、ただいま呼名された273名の卒業生の皆さん。誠実、友愛、勇気の校訓のもと、学習、学校行事、部活動、生徒会活動等に熱心に取り組み、3ヵ年の教育課程を無事修了されました。この3年間のさまざまな光景が、それぞれの心の中で、豊

卒業までもう少し

学校前の看板が卒業式モードに切り替わりました。 3月1日の卒業式まで残すところあと3日。 毎年のことですが、この時期は憂鬱な気分で胸がいっぱいになります。 3年前の入学式、まだまだ慣れない制服を着て、少し緊張した様子の新入生でした。入学式で呼名され、大きな声で返事をしてくれました。そこから学校生活を通して少しずつ大人になっていき、顔つきも変わっていきました。その成長スピードにいつの間にか追い抜かれたような感覚すらしたものです。コロナ禍でしたが、少しずつできることも増えていき、

対話の文化〜変革はいつも職員室から〜

近年、あらゆる組織で重視されている「対話」ですが、なかなかその実践は難しいものです。 それまでの組織文化において、上位下達型が強かったり、一部の声が強い場合、心理的安全性はなかなか作れないものです。 なんでも言い合える文化、お互いを承認し合い、意見を交わしながら、よりよい形を共創することができる組織が理想ですよね。 そのためには、上下関係や年功序列が全面的に浸透した組織よりも、フラットでカジュアルな雰囲気の方がいいのは間違いないと思います。 今年度から教職員に対し「Wellb

森下知幸先生へ

森下先生、あまりにも突然すぎる訃報に、教職員、生徒、保護者、学校関係者一同、深い悲しみを感じております。本当は夢なのではないかと思うほどに、現実を受け止められない私たちがおります。   平成28年8月から7年半、本校で事務職員の傍ら、野球部の監督として、数多くの生徒たちと熱い日々を送られました。この7年半という時間は、私にとって、かけがえのない大切な宝物となりました。高校野球界での輝かしい実績がありながら、それを微塵も感じさせない、その明るく気さくな人柄で、多くの人を笑顔にす

「居場所」づくり

御殿場西高等学校は「居場所と出番を創り続ける」をビジョンとしています。 変化し続けるこの不安定な社会、家庭環境の変化、技術革新によって変化するライフスタイルなど、生徒たちを取り巻く世界は、想像以上に大きな変化をしており、その影響は目には見えづらいものです。 多様な悩みや課題を抱える生徒たちを支援し、誰もが自分らしくいられる居場所作りが、これまでとは比較にならないほどに求められています。 本校では、職員室、ラーニングコモンズといった、居場所づくりを進めてきました。 10月26

教師の役割

教育実習生が2名来てくれています。 奥山くんは在校時は空手道部のキャプテンを務め、全国大会出場経験があります。一方の松本陸くんは、野球部に所属し、生徒会長を2期連続で務めました。それぞれ、僕も関わりの多かった生徒の2人ということで、今回の教育実習での再会を楽しみにしていました。 2人に共通して言えるのは、学生の視点から教員の視点になった今、教師の役割とは何かを、より客観的に、より具体的に考えるようにしなくてはならないということです。どうしても、教師は「教える、指導する、育成

「本当の幸せ」について考える

息子が3歳になりました。 1000日程度しか経っていないのに、出来ることがどんどん増えて、日々変化しながら成長をしています。 よく笑い、よく泣き、よく食べて、よく寝て。 いろんなことに興味を抱き、小さな体験に喜ぶ。 それを見て大人は心から褒め、本人以上に喜ぶ。 些細なことだとしても、日々を楽しく健康に生きること自体が、ありがたく幸せなことだと感じます。 本校に通う生徒たちも、全く同じです。 日々変化し、成長しながら、毎日を生きています。 そんな日常が幸せで、何よりもあり

ハッピー相談室プロジェクト始動します

自分に自信がない。 自分には長所がない。 自分のことが好きじゃない。 自分はダメな人間だ。 こんなふうに思っている高校生は想像以上に多いものです。 偏差値輪切り教育、過度な競争、他者との比較などによって、自信をなくしてしまうといいます。 生徒指導で頭髪服装が校則違反となったことにより「ダメな生徒」というレッテルを貼られ、自分自身も自分のことを「ダメな生徒」と思い込んでしまいます。 負の連鎖になっていることがわかります。 では次の質問はどうでしょう。 誰かの役に立ちたいか。

TVアニメ『オーバーテイク!』試写会開催

御殿場市が舞台、御殿場西高校に通う生徒が主人公のTVアニメ『オーバーテイク!』の試写会andスペシャルトークセッションを開催しました 『オーバーテイク!』公式サイト https://komaki-motors.com アニメの第一話を上映したあと、監督のあおきえいさん、浅雛悠役の古屋亜南さんをゲストにお迎えして、生徒たちにアニメ制作の舞台裏や、働くということについて、高校時代の思い出など、さまざまな視点からお話をしていただきました。 アニメに興味がある生徒も多く、お二

慶應義塾高校の甲子園優勝について

2ヶ月に及ぶ高校野球選手権大会が幕を閉じました。 優勝は慶應義塾高等学校。実に107年ぶりということで大々的にメディアに取り上げられました。 メディアの後押しもあり、決勝は慶応サイドの応援が非常に多く、その圧に仙台育英が押され萎縮してしまったのではという意見もSNSを中心に見られます。 慶応の優勝、仙台育英の2年連続の決勝進出、この2ヶ月の全国の高校球児たちの熱い戦いの終着点が、こうした批判ばかりの風潮になんだか残念な気持ちになります。 勝っても負けてもおそらく批判は出たので

小さな越境体験、無限に広がる学び

今年見た最も美しい光景でした。 遡ること6月29日(木)、アメリカのビーバートン市から高校生20名が御殿場西高校を訪問しました。 御殿場市の姉妹都市であるビーバートン市とのこうしたリアル交流は、なんと4年ぶり。 こんな素敵な機会を逃してなるものかと、訪問を即決で受け入れさせていただきました。 とはいえ、リアルな国際交流経験の乏しい生徒たち。 英語でコミュニケーション取れるかな、会話盛り上がるのかな、日本人同士で固まっちゃうのかなとか心配な点も多々ありましたが、そんな

ChatGPT活用 公開授業研修

6月28日(水)御殿場西高等学校では東部地区の幼保小中学校の先生方30名近くを本校にお招きし、京都芸術大学教授の本間正人先生を講師に「ChatGPT活用授業公開研修」を実施しました。 ChatGPTといえば、昨年11月に米OpenAI社がリリースしたAIを搭載したツールということで、連日のようにニュースで報道されています。ChatGPTがここまで話題になったのは、こちらの質問に対し、まるで人間のように回答し、さらに膨大な情報を元に学習しているので、なんでも瞬時に回答してくれ

あなたにとって職場ってどんな場所?

久しぶりの投稿となりました。 この3ヶ月は本当にあっという間で、なんだか目が回るような感覚です。 新しいメンバーが入り、職員室も活気付いています。 若手もベテランも楽しそう。 さて、そんなワイワイガヤガヤな職場である、御殿場西高校の職員室ですが、そもそも職場ってどんな場所なんでしょうね。 僕らは学校に勤めているので、一般企業とは違った独特さがあるのかもしれませんが、自分の生計を立てるための場であることは共通していますよね。 職場ってどんな場であるべきなんでしょう。 一般企

トイレ掃除と草抜きで原点に戻る

迷ったら原点。 僕の好きな言葉です。 最近うまくいかないと感じることって誰しもあります。そんな時、自分をリセットして見つめ直すためには、いったん戻れる場所(自分)があることが必要で、いわゆる原点となる自分と対話することがメタ認知の際にはとても重要なのではないかと思います。 近頃、頭の中が整理できていないと感じることも多くありました。自分のやろうとしていること、みんなが思っていること、学校全体の在り方など、考えれば考えるほど・・・。ね笑 ここは原点に一度戻って自分と対話だ

対話と協働による共創

お久しぶりです。 年度が変わりバッタバタの4月が経過し、GWも終了してしまいました。 この1ヶ月の間でいろんなことがありましたが、どれもワクワクするようなことばかりでした。 昨年から大きく変わってきている御殿場西高等学校。 その背景には考え方の変化があると思います。 その考え方を一言で表すならば「対話と協働による共創」だと思っています。 決してまだまだ実践できているわけではありませんが、意思決定のプロセスをトップダウンではなく、ボトムアップで行うことがまず第一。 さらに、対

現在地と未来

錦城学園高校で一緒にお仕事をさせていただいた中島健人先生。この3月で錦城学園を退職し、母校の日大三高の野球部に入ります。寂しさと期待が入り混じる複雑な気持ちですが、中島先生がこれからの日大三高を作る1人となっていくのでしょう。 10年前に同じタイミングで錦城学園に入り、野球部で足を引っ張ってばかりの自分をいつも優しく励ましてくれる5個下の後輩・・・。後輩ながらとても尊敬していますし、感謝しています。ありがとう、中島先生。 僕は錦城学園で非常勤を合わせて四年間、中島先生は十