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大学視察(2) 産業能率大学 情報マネジメント学部

産業能率大学 情報マネジメント学部での学び

湘南伊勢原キャンパスに佇む産業能率大学。先端的なデジタル技術を駆使したデジタルビジネスをプロデュースできる人材の育成、デジタルテクノロジーを統合的に理解・駆使しビジネスとしてプロデュースできる力の育成を目指している。文理問わず学ぶことができる学部コースであり、先端デジタルビジネスプロデューサになることを掲げている。「新たな価値創造」「新たなビジネスの提案」のため、IoT、データサイエンス、人工知能、メディア通信技術、仮想現実といった先端スキルを総合的に学ぶ。高い専門性を身につけるよりも、それぞれのテクノロジーの特性を理解し、いかにそれらを活用し、組み合わせるかでビジネスにつなげる力を伸ばすかを重視している。

産業能率大学 湘南伊勢原キャンパス (HPより)

産業能率大学の生徒たち

川野邊教授の授業を視察させていただき、生徒たちの活動の様子を見ることができた。生徒たちの授業に対する参加意欲は非常に高く、活発なグループワークが行われていた。生徒たちが身の回りの課題を発見し、それらの解決に向けてICT技術を活用していくという流れ。生徒たちのアイディアをさらに深掘りしていくために、川野邊教授がアドバイスしたり揺さぶりをかける。まさにアクティブラーニングであった。
何人かの生徒に質問をすると、その内容の質が高く、自分の考えを言語化し、相手に伝える能力がとても高いということがわかる。これは産業能率大学が大切にしている主体的かつ対話的な学びの実践を1年次から積み重ねていることがうかがえる。一つの学びのカルチャーとして、生徒たちに浸透しているということがわかる。

泥臭く、必死こいて努力する

川野邊教授との話の中で非常に印象的だった言葉がある。情報マネジメント学部では最先端なデジタル技術を学び、それらを活用しながらビジネスを生み出す力を総合的に高めていく。そのためには高いスキルと、汎用性のある知識の習得が求められる。未来における実践知という点では、おそらく他大学の生徒よりも高いものを持っているのではないかと思う。
ただし、それらよりも大切にしていることがあるという。泥臭く必死こいてやる力である。どんなにICTで効率化、合理化されようが、何かを必死で根気強く努力することは何よりも重要である。目の前のことを「こなす」ようなスタンスでは伸びしろがない。小さなことでも必死こいて前のめりでやってる人は強い。
泥臭く、必死こいて努力すること、私も非常に重要であると思う。どれほど社会が変わろうが、未来が予測不能だろうが、我々に求められるのはどんな状況であっても泥臭く努力を続けられる力ではないだろうか。その中で笑われたり、嘲る者もいるかもしれないが、そんなことを構うことなく、誰よりも熱い心でこの一瞬を生きるような人を目指したいと思いました。

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