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海に流れる

すべて手放して

流れに任せようと思う

頭も身体も

海に身体を浸している時のように

波に任せる


波に漂っているうちに

岸から遠く離れて

自分のいた岸が

わからなくなる時もあるけど

元に戻れなくなる怖さより

いま自分の命を守ることが

どれほど大事かに気づく



海に浸って

太陽を見上げて

空と海の広さを感じる

それが自分にとって

どれほどの喜びか

世界がすべて

自分のものになったような

あの解放感

ひとりでいても

誰にも影響されない

海の波と広さ

太陽の光と暑さ

空の青と寛大さ

そこにひとり

チューニングする



気がつけば

地上で起きている

自分の問題など忘れて

いまの命が

自然の恩恵を受けて

最高の幸せに包まれるのを感じる

たったそれだけで

心と身体から

泡のように喜びが湧いて

沈んだ顔に笑顔が溢れる


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