ビートルズ "Polythene Pam"、私が感じ取った曲の印象
ビートルズの楽曲ひとつひとつについて、私が感じたことをベースに、8項目の音楽的視点からポイント評価したコンテンツを公開しています。最後のアルバム LET IT BE から順に過去へさかのぼって、1曲づつ投稿しています。
第 24回目、今日の楽曲は...
アルバム ABBEY ROAD B面 6曲目 "Polythene Pam"
サウンド:★★★★☆
メロディ:★★★☆
リズム :★★★☆
アレンジ:★★★☆
第一印象:★★☆
スルメ度:★★★★
独創性 :★★★☆
演奏性 :★★★★☆
<★ ... 1点 ☆ ... 0.5点、5点満点、各項目の解説は最後にあり>
前の曲が終わるや否や、アコースティック・ギターのコードを思いっきり弾くイントロが、場面を急展開させる。このコードは D→A→E で、キーが Eメジャーであるのに対し、D のコードで入るというのが意表を突いている。
この曲は、ドラムがなかなか攻撃的なパターンを奏でている。刻み系リズムにハイハットやシンバルを用いず、全編にわたってフロアタムを 8分音符で叩いている。そして 2小節ごとの 4拍目にスネアも一緒に叩いているが、このスネアのタイミングが微妙に早くなっていて、独特なグルーブ感を醸し出している。
メロのコード進行で、"Well, you should see..." からは、G→B7→C→D→E となっているが、ここの3声のバック・コーラスが非常に美しい。特にコードB7 の小節では 4分音符で次第に上がるようなフレーズとなっており、ボーカル・ラインに見事にマッチしている。
一方で、エンディングのギターソロは極めてシンプルなフレーズであり、音の響きといい、なんとなく初期のビートルズに戻ったような印象を与える。そして半音づつ下がり、勢いを保ちつつ次の曲に突入する。
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