歯車のひとつまで分解したい

去年の今日書いた記事をネタに更新していくシリーズ。
今のところこのスタイルが書きやすいなぁ。

ここ数年、これからの働き方を考えるための手がかりとして、自分の棚卸しをしています。

周りの人に自分の長所を聞いてみたり、性格診断とか強み分析みたいなサービスを受けたり、自分史を書き出してみたり。

その中でなんとなく印象に残っていることのひとつが、これ。

「マニアックにガンガン発信していくといいよ」
「研究職タイプだね」

うーそだーーー、って思ってました(笑)

パティシエが、粉や砂糖の配合とか、オーブンの温度や焼き時間とかを、何十通りも微調整しながら試作を繰り返すとか。
カメラマンが、シャッター速度やらホワイトバランスやらを、ミリ単位で微調整しながら何百枚も写真を撮るとか。

そういうのは、特に興味なかったから。マニアとか研究者って、そういうことだと思ってたから。


こちらから聞いておいて言うのもなんだけど、どうもその部分はピンときてなかった。

それでも。この手の自己分析の定説が「自分のことは自分がいちばん見えてない」「自分の強みは、息するレベルでできることだから、自覚できない」ってことは知識として受け入れてたから。

そうなんやな〜と頭の片隅には放り込んでおいたのね。ま、そのうち分かるだろうと。


で、冒頭で引用した短歌。自覚ないって言いながら、自分でちゃんと白状してたわ(笑)

「好き」という、たった2文字で伝わるこの感情を。
職人が精密ドライバーを駆使して、時計を丁寧に丁寧に分解したり組み立てたりしていくように、理解したい。表現しようとしてる。

これが、私にとっての「物事を深く追及していく」「マニアックに発信していく」ってことだったのね。
確かに、こういうのが好きだわ。

ということで。これからも根深くニッチに書いていきます。

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職人が
時計を分解
するように
「あの人が好き」も
分解したい

(高橋)



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