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【語学】英語嫌い・TOEIC400点台だった私が、外資系でネイティブと戦う上で心がけている3点


皆さんは英語がお好きですか?

ここで Yes I do! とお答えになったあなた、今回のお話は全く役に立たないです。
どうぞ素敵な英語ライフを。

ここでのお話の主人公は

そもそも語学学習が苦手で英語圏の文化にそんなに興味もなく

英語の重要性を頭では理解しているものの今ひとつ動き出せないという

まさに5年前の私のようなあなた。

なんの因果か、あなたにもいつか英語で意思疎通をしなければならない日が訪れます。
そんな時深呼吸をしながら、noteを開く余裕があったらこのページをブクマしておいてもいいでしょう。

【前置】全て実体験に基づく反省です

自己紹介で少しお伝えしましたが、私はアルバイト以外の全て外資系と呼ばれる企業で働き、日常的に英語でビジネスコミュニケーションをしています。
いわゆる「英語力を生かした仕事」をしているタイプなんだと思います。

ただし26年間の人生のうち、20年は全く英語を話さない期間を過ごしてきました。
帰国子女でも、海外ドラマにハマったわけでもなく、TOEIC450点前後という可も不可もない英語力
エスカレーター進学という特権のおかげでセンター試験勉強すらスルーし、のんびりとこの島国ライフを愛してきましたが、

本当になんの因果かやりたいこと・考える方向性が近い会社がそのようなタイプが多かっただけで、外資系という企業を特に選んだつもりはありませんでした。
(就活も日系企業中心で見てたしね)

加工されてない丸太のような英語力を片手に、真剣飛び交うビジネス英語コミュニケーションの場で何度も傷ついて来ましたし、今も絶賛傷ついています。
失敗の数だけは誰にも負ける気はしないんですが、打席に立つことを恐れない分溜まった反省をここに記します。

①まずは言いたいことをまとめよう

これ。何がともあれこれ。
言いたいこと、論点がまとまらないと文章として成り立ちません。

私は国語塾講師のアルバイトで散々文章構成の大切さを説いてきたにもかかわらず、「今から英語を話すぞ〜」と決めた途端に構成能力が弱弱になってしまいます。

特に急いでいる時、熱量高く話す時などはとにかく何か単語を発せねば!と、
無駄な言葉(“You know~” “I thought it was like~”)と回りくどい発言をしがち。

正直英語力以前に、トピックがわからない話は聞き手の集中力を削ぎますし、
何より聞く気を無くしてしまうこと間違いなし

要件を伝えるシーンでは、長時間自分だけが話す、というのは相手の時間を奪って何も情報を与えていないのと同じ。
私よ、まずは何を言いたいのかを心の中で呟いてみようか。

②とはいえ最低限の背景説明は忘れずに

「あの話ってもうLINEしちゃった?」

え?て感じですよね。なんの話?みたいな。

これ私と母の会話で起こりがちなんですが、
相手がどこまで状況を理解しているのか、そもそも今までその話をしていたのかを気にせずに
自分のアタマの中で完成された前提条件で会話を進めていませんか?

相手との関係値にもよりますが、大抵脈絡のない話を始められた場合は混乱、虫の居所が悪ければ怒り出してしまうのではないでしょうか。
(大抵私は母に無言で説明を訴えます)

まずはなぜ聞き手にこの話をするか、話を聞いてもらう場作りを忘れずに。
私はこれも苦手で、この間クライアントに “maybe I don’t really understand your points, but..” と言わしめました。顔から火出るかと思った。

③難しい言葉で賢ぶるのをやめよう

はい、これも私です。心が痛い。

私は26年使ってきた日本語の語彙には結構自信がありまして、
普段はどちらかというと豊かな表現を使うことに定評があります。国語講師してたくらいだしね。

その癖が抜けないのか、言語が変わっても「なんとかいろんな表現方法を使ってやりたい」と試行錯誤しがちです。

ひとこと言わせてもらうと、
「心意気は認めるが準備段階の必殺技を出そうとするな」
です。

ただでさえ使い慣れていない言語というツール。
すでに心はいっぱいいっぱいなのに、ない語彙を絞り出して、頭にもこれ以上負荷をかけるのはやめましょう

というか、苦し紛れに繰り出す必殺英単語って、大体英語使い慣れてる勢から聞くと不自然な表現だから。
むしろその違和感に気を取られて、本題に注意を向けてもらえないことの方が怖いから。

でも語彙を増やそうという気持ちはめっちゃ大事だし、その向上心が全ての始まりだと思う。
こういう取り組みは是非友達との会話やSNSで回数をこなし、慣れてきたらここぞ!というタイミングで繰り出しましょう。

ネイティブの会話(友達じゃなくYouTubeとかでもおk)でかっこいいな!と思ったフレーズを丸パクリするのもあり。

良い芸術家は模倣し、優れた芸術家は盗む。
パブロ・ピカソ


【余談】こんなん疲れるよね〜〜って時はアイス食びる

日本語でも、何かを主張するって結構カロリーの高い作業だと思うんです。
それを慣れてない道具を使って、しかも相手はその道の達人みたいな。
いやいやちょっとは手加減ヨロ?初心者マーク見えてる?て気持ちになりますよね。

ただずーっと文句言ってても仕方ないので、私は
「何は英語力の問題で」
「どこからは単なるコミュニケーションの問題か」

を分けて考えるようになりました。
そうしたら大体コミュニケーションを考えれば良いだけ、ってことがわかり、
英語力を言い訳に改善しようとせず、だらだら逃げているだけ。という鬼のような結論に至りました。

で、その結論をちょっと指先で転がした後、
ぴーんと人差し指で弾き飛ばして
部屋の隅に追いやったのがついさっき。

体力気力があるときにその問題はまた考えるとして、今夜はアイスでも食べながら一休み。

英語を話さなくても言いたいことが思うように伝わらなくても、
あなたは死なないし世界も壊れない。

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