見出し画像

高校生向けキャリアトークに参加!仕事について話す中で自分のキャリアに向き合った話

「高校生に自分のキャリアを話してみませんか?」
昨年末、全社向けにこんなメッセージが送られました。

先日、ある高校の生徒さん向けに自分のキャリアについて話してきました。昼ご飯が喉を通らないくらい緊張と不安でいっぱいでしたが、とても充実した時間を過ごすことができたので感想とともに振り返っていきたいと思います。

なぜ話すことになったのか

「プログル職業講話コース」という活動に参加しました。
これは特定非営利活動法人「みんなのコード」社の活動の一つで「社員の社会貢献活動(CSR)の場として学校でキャリアトークを行う」という活動です。

募集案内には”情報の授業の中で高校2年生100人向けに話す”とあったので、「自分のキャリアを振り返るのに良い機会だけど、1対100で話すなんて怖すぎる…。ましてや人前で話すのが苦手な自分には無理だ…」と考えていました。一方で「今の高校生がどんなことを考えているのか話してみたい」「働くことやキャリアについて散々悩んできた自分から伝えられることが何かあるのではないか」と思い、参加を決めました。

【事前研修】人生から自分の価値観に気づくワーク

事前にみんなのコード社の方々から研修がありました。

研修の前半では「活動目的の共有」「キャリアトークをする高校の紹介」の話があり、後半はワークショップの形式で「ライフラインチャートの作成&価値観の整理」「自分の仕事を動詞で表す」「未来に向けて何してる?」に取り組みました。

特に面白かったのが「ライフラインチャートの作成&価値観の整理」の内容で、これまでの人生から良かったこと&悪かったことを思い出して線で繋ぐことで自分の人生をグラフにする、というものです。グラフが【山:良かったことの頂点】と【谷:悪かったことの頂点】にある経験から自分の価値観を整理しました。

波乱万丈の人生

各時代で振り返っていたら波乱万丈の人生になってました(実際はもっと穏やかな人生だったと思います)。

研修の中で作りきれなかった登壇資料は当日までにブラッシュアップしました。ちょうど同時期にキャリアに関する本を読んでいたので、読んでいて気づいたことを資料に追加したり、分かりやすいように資料を修正していく過程がなかなか楽しかったです。

【本番】いざ会場へ!

前日に大雪で新幹線が大幅に遅延していたため、かなり早めに出発したところ集合時間の1時間前に到着。学校の周りをウロウロしていると通報されかねないので街中を歩き回っていました。

情報の授業が始まり、先生の挨拶や会社の説明があった後、それぞれグループに分かれて早速キャリアトークを始めました。今回は授業やグループを分けて行ったことで生徒さん9名程に対して話しました。

どんなことを話したのか

内容は主に以下の内容です。

・自己紹介
・仕事の内容を動詞で表現
・将来の夢・目標
・ライフラインチャート
・私の価値観3つ
・今と未来の繋がり

「仕事の内容を動詞で表現」についてはWebエンジニアの代表的な仕事だと思うことを3つ書きました。生徒さんからは「仕事の中でPCに向かう部分って意外と少ないんだ」という感想をもらいました。

続いて、ライフチャートから私の価値観3つについて。価値観では『敬意』『マイナスをプラスに』『自分のいる環境』の3つを価値観として話しました。

『敬意』『自分のいる環境』については事前の研修で初めて気づいた価値観でした。

『マイナスをプラスに』では私がエンジニアを志すきっかけになった出来事とそのために転職をした、という話をしました。この話には生徒さんから反応があり「エンジニアになるための行動力が凄い」という感想をもらいました。

【感想】話してみてどうだった?

正直、かなり難しかったです。

面白い話ができたのか?という疑問があり、興味を持って聞いてもらうための掴みや発言しやすい雰囲気作りはもっと工夫できたと思っています。トークでは分かりやすさを追求して必要な情報のみ話すようにしたため自分ならではエピソードを削りました。その結果、生徒さんとの距離が縮まりにくくなってしまったのではないかと思っています。実際、プライベートな過去を話したグループはかなり盛り上がっていました。

ただ、生徒さんの感想では「自分の価値観でも意識してみようと思った」「仕事のイメージが変わった」と言ってもらえたり、アンケートでも「学びがあった」「これからのことを考えることができた」と回答してもらえたことから、自分が思っていたよりは手応えがあったんだなと安心しています。

まとめ

活動への参加は自分にとってかなり挑戦でした。

ただえさえ人前で話すことが苦手なのに「高校生を前に話すことができるのか?」と参加を決める前には何度も自問自答しました。ただ、私自身がやりたいことやキャリアに人一倍悩んだからこそ話せることがあるし、そんな自分が話すことで生徒さんにとって何かヒントになるのではという想いから参加しました。

もう少しこうすれば上手くコミュニケーションを取れたのではないか、あの話をした方が良かったのではという反省は色々ありますが一つ挑戦の場を終えることができたということで良しとしたいと思います。いやでも少し後悔は残っている!!

この活動をきっかけに自分のキャリア、価値観を改めて整理することができて良かったです。また機会があれば参加したいと思います。みんなのコード社の方々、先生、生徒のみなさん、ありがとうございました!


読んでくださりありがとうございます。 これからもnoteで発信していくのでよろしくお願いします!