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「日本の教育は古い」は古い!

「日本の教育って古い!」みたいな批判の声を聞くこともありますが、
日本の教育も変わってきていると知っていましたか?
とある学校、とある地域だけの特別な教育のような”一部局地的”ではなく、一過性のブームのような”瞬間最大風速”でもありません。
国が大きく舵を切って変えようとしているのです。

10年に1度の変革で学習指導要領が変わったことに伴い、文科省が「GIGAスクール構想」を掲げ、経産省は「未来の教室」を掲げています。
この未来の教室が面白い!


「一人ひとり違うワクワクを核に、「知る」と「創る」が循環する、文理融合の学びに」と言っているんです。
つまり学習の始まりは子ども達自身のワクワクです。
学校が用意した”これを学んでください”というモノではなく、自分の興味関心を起点に学びが始まるのです。
興味関心を突き詰めていく過程で”知”っていき、アウトプット(”創”って)していきながら、また”知”っていくのです。


例えばスマホに興味がある子どもがいるとすると、
「スマホってなんで指でなぞるだけで画面のページがめくれていくのだろう?」っていう素朴な疑問が出てきたとしますよね。
調べると静電気が関係していきて、科学の単元を学んでいくのです。

小さい子どもが言葉を覚える前に操作ができたりして。
それは取説すらいらないくらい直感的に操作できるデザイン性があるからかもしれない。
そしたら心理学なんかにいくのでしょうか。
カッコイイと思うデザインは美術に繋がったり。

こうやってスマホっていう興味があるものを起点に学びを深めていくのです。


これ、「実現できるの?」って思いますよね?
スマホで科学の静電気を学べたかもしれないけれど、すくえなかったその他の単元はどうするの?
今の学校制度にどうやって組み込むの?
先生大丈夫?

などなど。
もちろんこれほどの大改革を一気に実現できるわけではないのですが、それでも実現に向けて舵を切ると決めて、実際に動き出しているのです。


先に述べた「一人ひとり違うワクワクを核に、「知る」と「創る」が循環する、文理融合の学びに」は「未来の教室」一端でしかありません。
未来の教室では実現に向けて3本柱を立てていて、”ワクワクを中心に…”というのはその1つに過ぎず、経産省のHPから拝借した下の図内でいう「【1】学びのSTEAM化」にあたります。

未来の教室

【2】の「学びの自立化・個別最適化」ではEdTechといわれる、テクノロジーを活用した学習が鍵になるようです。
スタディサプリのようなデジタル教材を活用し、一人ひとりの特性や理解度に合わせて学びんだり、他者との学びの共有したり。

そうやって効率よく学び、身につけるべき基礎教養のカリキュラムをキュッとさせて、空いたところに探究学習を行っていくのです。

【3】の解説はまたいつか…笑

以前書いた「子どもの疑問は面白い」という内容の記事も見ていただければ嬉しいです♪
未来の教室の実現に向けた取組の一つである「STEAMライブラリー」にも触れています。


にしてもまぁ、興味関心を起点にした学びって、きっと楽しいだろうなぁ。
僕がオリンピックの開会式を見て、気になったところ満載だったから、進んで調べていたけど、好きなコトは”勉強”という自覚なしに学んでいけるもんなぁ。
知的好奇心を満たすことはとても楽しい!


旅の魅力を発信しているこのnoteなもので、手前みそに聞こえるかもしれませんが、ワクワクを中心に学ぶとういことは、旅の舞台では日々起こります。
旅の体験で得た情報は本人にとって一次情報になります。
自分の体験で得た一次情報(知識)を掘り下げる喜びは、何にも代え難いものがあるのです。

未来の教室が確立していき、そんな教育を受けた子どもがやがて大人になった時、旅人も増えてくるのでしょうか。
そんな時が来たら、旅人の先輩として、旅から学びを深めていった先輩として、胸を張れるようにしたいです。


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