現役人事部長が語るシリーズ〜人生は「考え方」で差がつく! #5〜
今回は、「仕事」「成長」の定義について一緒に学んでいきたいと思います。
よく使う言葉だけに案外、その定義を明確になっていないこともあります。
では、5時間目が始まります。どうぞ最後までお付き合いください!
■仕事の定義とは?
人事部長として面接していると、たまに質問したくなることがあります。
「仕事」とは何ですか?
80%以上の人は、こう答えます。
「お金を稼ぐため」です。
確かに…
間違いではありませんよね。
でも「仕事」というものを私なりに定義するならば、少し違う気もします。
収入を得ることはとても重要ですが、物事には順番があるわけです。
最終的には「お金を稼ぐ」なのですが、
それでは、まずやるべきことは、なんでしょう?
考えてみましょう!
まずは原始時代編です
例えば、あなたが新しいマンモスを狩るコミュニティーに入ったとします。
そこでの「給与」というのは、「分け前の肉」です。
新人のあなたは、入ったばかりで給与(肉)が少ないとか不平を感じた時、どんな行動をすべきでしょうか?
①給与の肉をもっとほしいと上司にいいますか?
②狩りに出て組織(集団)の中で有益性を発揮し役に立つ行動をしますか?
あなたはどちらを選びますか?
早く昇給を求めるなら、②でしょうね。
何もしないのに給与だけ増やしてほしいって・・・
それは中々認められませんよね。
原始時代でもやるべきことは、自分の有益性(サービス)を他人に提供し役に立つことから始まります。
現代編で考えると、どうでしょう??
その順番とは・・・??
まず、自分が顧客や相手に対して商品を販売するなど、「サービスを提供」する。
次に、顧客や相手が、その提案が有益と感じたら商品やサービスの「対価を支払う」
最後に、集まった売上から必要経費を引いて利益から「給与が支給(お金を稼ぐ)」される。
おそらく世の中のほとんどの「仕事」は、このような順番によって成立しているはずです。
なので仕事において、まず初めに行うことは、まず自分から相手に対して有益なことやものを提供し、そして喜ばれることとなります。
つまり、仕事の定義とは・・・
「人(社会)の役に立つこと」
これだと思います。
社会のどんな仕事でも、必ず人(社会)の役に立っている訳で、逆に言うと人の役に立たないことは仕事ではないということです。
現在、何かしらの仕事をしている人で、
やりがいがない・・・
つまらない・・・
そんなことを思っている人が周りにいたら、仕事の定義を教えてあげてください。
あなたの仕事は、必ず人(社会)の役に立っていることを。
■成長の定義とは?
では、ここでもうひとつ考えてみましょう。
「成長」とは?
成長の定義とは何でしょう?
大勢の人が成長したいと思っている中で、その定義を知らずに使っている人が多いかもしれません。
どうです、皆さんは答えられましたか?
定義を知らないと、本当は成長しているのに、その実感が少ないことになります。
成長とは?
答えは2つあると思います。
①できなかったことができるようになること
②生産性があがること(例えば、前回60分必要だった業務が、次にやったら45分でできた!みたいな・・・)
まさにこれですよね。
※もちろん他にも定義付けはできますがね。
もっと成長したい人には是非、この定義は覚えて欲しいです。
これからできるようになった瞬間があったら、これがまさに成長なんだと実感してください。
一年後の成長曲線がググッと上がっていますよ!
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