【フリーランスエンジニアが仕事もせずに巡礼してみた2023】§39巡礼Extra6日目 世界の果て
§39-1 世界の果てへ
朝はゆっくり起きる。
もう9時。
スペインに来て、この時間に起きるのは初めてかもしれない。
久しぶりにゆっくり寝たような気がするけど、隣のベッドの人のいびきがうるさくて、なかなか眠れなかった。
プラマイゼロかも。
宿のおじさんに「buenos dias!タカ!」
と言われる。
あれ、タカになってる。気のせいかな。
カフェで朝ごはんを食べてから、世界の果てへ向かう。
3kmちょっとの道のり。
舗装されてて上り坂だった。
1時間ほど歩いたら着いた。
うん、いやなんというか。
なんでもないところだ。
Instagramの現在地の候補には
The End of the World, Fisterra
と出ていた。
終わったんだなぁ。
それぐらいの感想。
これは来る順番間違えたかも。
ムシアの方が感動的だった。
最後こっちじゃなかったな。
なんにせよ、2年かけて終わりました。
本当は仕事を辞める前に休みを全部使ってやるつもりだったのに、コロナで渡航できず。
スペイン巡礼に行く時間を取りたい、それができる仕事を探した結果フリーランスになった。
フリーランス1年目、まだコロナの影響あるから無理だろうな、きっと行くチャンスは巡って来ないだろうと諦め半分。
それでも周りの後押しでスペイン巡礼にチャレンジ。
ヨーロッパに1人で行ったこともない。
英語もスペイン語も話せない。
ドミトリーに泊まったことない。
バックパック旅なんてしたことない。
1日20kmなんて歩いたことない。
そんな、ないことだらけでもやってみたら出来てしまった2022年。
これはやり切らないと。
そう思って、2023年にサンティアゴまで行くことを決意。
終わってしまえば、あっけない。
終わったな、という感じで。
やりきれてよかった。
スペイン巡礼1人でなんとかなったし。
700km、歩こうと思ったら歩けるもんだよ。
これが出来たんだから、やり切れたんだから。
今後生きていく中で、困ったことがあったとき、この経験が役立つことでしょう。
§39-2 終わったので
終わったので違う道で帰る。
こっちの道の方が辛い。
帰りでよかった。
お昼を食べる。
出汁っぽい何かが食べたいな、と思っていたら魚介のスープがあったのでここで食べる。
スープもメインも魚介。
ワインは、水を入れるようなボトルに入っている。
全部飲んでいいらしい。
流石に無理だったけど。
食べ終わってまたふらふら。
夕陽クルージング。
ちょっと悩んだけど、ちょっと曇ってるしなぁ。
2時間弱、船に乗っているのもなんか嫌だ。
よし、やめておこう。
一旦宿に帰って休憩。
洗濯もしないとな。
あれ、スクラバないじゃん。
洗濯用の防水バッグを無くした。
たぶんムシアの宿に忘れてきたな。
あーあ、あれ高いのに。
そして超便利だったのに。
しょうがない、スーパーのビニール袋たくさんあるしこれで。
しばらくして、もうちょっと何か食べたいので再びバルへ。
知らない食べ物を食べる。
「亀の手」と言うらしい。
Instagramで教えてもらいました。
どこを食べたらいいのか分からず、とりあえずかじる。
爪みたいな方は硬い。
その上のぐにゃぐにゃの部分。食べられる。
食感が良くないな。
ちょっとジャリジャリするし。
もしかして、この覆ってる皮みたいなの剥くのか?
皮取ったら美味しい。
貝とかエビみたいなそんな味。
アサリっぽいかなぁ。
手がベタベタになる。
味がどうこうってよりも、手が汚れる食べ物は基本的に食べたくない。
すぐ手を洗える状態じゃない場合は食べない。
潔癖症とかではないんだけど。
怪しい食べ物との邂逅。
正しい食べ方不明。
美味しく食べられたのでよしとする。
今日は夕陽を見るのは諦めて、さっさと宿に戻る。
宿のおじさんに「タカ!」と呼ばれる。
気のせいではなかった。
タキではなくなっていた。
§39-3 終わりです
終わりです。
ありがとうございました。
しばらくまだヨーロッパにいます。
次はポルトに行きたいので、まずは明日サンティアゴにバスで戻ります。
意外と39日あっという間でした。
そのうちまとめとか、旅程振り返りとか、おすすめアルベルゲの記事などを作る予定です。
2022年のまとめはこちら。