withコロナの時代でも潰れない飲食店の特徴
僕は本業では、飲食店向けに営業というかコンサルみたいなことをしています。
個人商店もそうですし、みなさんがいつもお世話になっているような大手チェーンも。
4月5月、特に需要があったのがUberEats。
コロナの影響で外食を控えるようになったターゲットに向けてデリバリーを開始したい店舗が爆発的に増えました。
そういった顧客に向けてUberEatsのサポートをしました。
そこから、インスタやGoogleの強化も提案します。
UberEatsの導線を増やすためと、今後の店舗ブランディングを狙ってです。
どういうことかというと、UberEatsを開始したとしてもなかなか注文が来ない店舗があるから。
宣伝場所がアプリ内だけでは、店舗を見つけてくれる確率が低い。
なので、Google対策をしてマップ内からでも宣伝します。
Google対策することはMEO対策にもなるので、新規顧客獲得のためにもなります。
インスタ運用に関しても同じです。
導線が増えるほどUberEatsへの流入を施すことができ、またインスタ運用なんかは店舗のブランディングにもなります。
ECサイトのお手伝いもしています。
厳密に言えば、通販を始めたいという顧客に対してのHP作成ですが、オフランからオンラインへ販路を広げたい店舗がかなり多いです。
仕事で飲食店の店長さんやオーナーさんと日々話をするのですが、売り上げが50、60、なかには70%も減少しているという話も聞きます。
それくらい、コロナ渦における飲食店経営は厳しいものです。
そんな中でも、潰れない飲食店、売り上げの減少幅が他よりも少ない店舗も中にはあります。
じゃあなぜ、同じ飲食店経営でも違いが出てくるのでしょうか?
ストーリー戦略
結論はストーリーです。
これが今回の内容のすべてです。
しかも、飲食店経営にかかわらず、これからビジネスを展開しようと思っている人、自分の名前で仕事をしたい人にとっても必ず必要になってくる戦略です。
高校生までの僕は、いかにして安く量を食べれるかでお店を選んでいました。
学生の頃はみなさんもそんなふうにしてお店を選んでいたでしょ?(笑)
だって、お金もないし行動範囲も知っているお店もそれほど多くないですから。
でも、大人になってある程度稼げるようになると違った選び方をしていませんか?
もちろん、初見は大事です。
食べログの点数や口コミ、料金などを見ながら選びます。
友達のSNSを見て選ぶこともあるでしょう。
新規で選ぶ際はだいたいがこんな感じでお店選びをします。
じゃあ、その中でもリピートするお店の条件は?
これこそが、今回の肝です。
正直、安さで選ぶところもあります。
マクドナルドや吉野家は安くて早いの象徴です。
でも、それはチェーン展開しているから、システムがしっかりしているからです。
個人経営の個店が同じように価格勝負しているようでは、体力で負けます。
利益なんて雀の涙です。
じゃあ、なにで勝負するのか?
それがストーリーです!
インスタのストーリーとちゃいまっせ?(突然の訛り)
物語です。
僕がお店を選ぶ理由は、安さのほかにストーリーがあります。
知り合いがやっているお店を選びます。
どこにお金を落とすのかではなく、誰にお金を落とすのか。
224円のドトールのコーヒーを頼むのか、倍以上する知り合いのカフェを選ぶのか。
僕であれば、知り合いのお店にお金を落とします。
単純に、会いに行きたいっていうのもあるかもしれませんが、やっぱり同じお金を落とすのであればお金を落としたいと思える人が働いているお店を選ぶでしょう。
知り合いのお店じゃなかった場合どうするか?
僕は、気持ちのいい店員さんがいるところを選びます。
正直なことを言うと、カフェに行かなくてもいいんです。
そんなことをしなくても、スーパーで安いコーヒーがあるじゃないですか。
居酒屋に行かなくても、宅飲みしたほうが安くつきますよ。
その分量も多く食べ飲みできますし。
でも、外食するにはそれなりの理由があります。
僕は2週間前に、女性と食事に行きました。(彼女ではないです)
選んだのはイタリアン。
落ち着きすぎず、でもカジュアル過ぎないお店で、料理もおいしかったです。
しかも、安い!
雰囲気も料理もよく、お財布にもやさしかったです。
次の日もお互い仕事があるので1軒目で解散する予定でした。
でも、思ったより盛り上がったので2軒目も行くことに。
正直、こんなに盛り上がるとは予想していなかったので、次に行くお店を考えていませんでした。(ばかやろう!)
ここで頼りになるのはGoogle様。
近くお居酒屋で検索すると、何軒かヒットしました。
そして、適当に選んだ近くの大衆居酒屋に行くことに。
1軒目よりもはるかに値段も安く、お店もがやがやしていました。
でも、そこで働いている店員さんがすごく元気に「いらっしゃい!!」と言ってくれ、「お兄さん何歳?かっこいいねぇ~」と気持ちよくよいしょしてくれました。
楽しく話すことができ、帰り際に店長さんがプライベートで行った有馬温泉の煎餅までプレゼントしてくれました。
この日を終えて、僕が次にどちらのお店に行きたいかと言えば、もちろん2軒目の居酒屋です。
なぜならストーリーがあったからです。
店員さんの気遣いや元気、そして最後のプレゼント。
友達にお勧めしたいのも、2軒目です。
これからの時代、一番の宣伝力となるのは僕たち消費者です。
国民総SNS社会と言われるほどインスタ、Twitter、ユーチューブ、複数アカウントを持っています。
そこで発信される内容は、フィルターのかかっていない純粋無垢な情報です。
だから、信憑性があり共感力がある。
発信したくなる体験とは?
じゃあ最後に、誰かに言いたくなる、誰かに発信したくなる体験とはどんな感じ?
僕は、強く共感したこと、特別な体験をしたこと、インパクトがあったことです。
みなさんはどんな体験を発信したくなりますか?
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