子どもを一日仕事に同行させてみたら〜ちょっと変わったわが家の夏休みの自由研究
仕事の話題が続いていたので、たまには家族ネタでも。
わが家の長男は、今年入学の小学一年生。
夏休みに突入し、基本的に学童で過ごしている。
土日こそプールや帰省など夏休みらしいことはしているつもりだが、平日は日常と代わり映えしない日々で、夏休みらしさがあまり感じられない。
かといって親が休める程、仕事の予定が空いているかといえばそうでもないわけで。
どうしたら良いか…と考えていたところ、一つのアイデアが浮かんだ。
「子どもを1日、仕事に同行させてみたらどうか」
夏休みの自由研究、社会科見学としても有意義なように思えた。
今日がちょうど同席できそうな予定だったので、思い付き半分で実行してみることにした。
■9:00 新事務所へ
まずは新事務所へ。
子どもへのお披露目が目的ではなく、溜まっていた郵便物と忘れ物の自転車の鍵を回収しに。
入って第一声。
「えっ、ここ?狭いね!」
子どもは時に恐ろしいまでに正直である。
届いていた請求書をささっとネットバンクで振り込み、すぐに移動。
■10:00 旧事務所へ
その後、ガラガラの旧事務所へ。
本日は旧事務所の解約・返却日。
返却の前に、マナーと感謝を込めてひと通り掃除を。
■11:00 ランチ
本人はラーメンが食べたかったようだったが、11:00からやっているラーメン屋が見当たらず。
仕方なく美容室近くのモスバーガーへ。
おまけで付いていたトランプで、七並べとババ抜きをし、しばし休憩。
■12:00 美容室
お昼からは私の美容室の予約があったので、幡ヶ谷へ。
私の椅子の横に座って待っている間、アイスをもらってご満悦な様子。
社会科見学として、美容師の仕事についてあれこれ質問し、答えて頂いた。
■13:30 旧事務所へ
その後、すぐにまた旧事務所に戻り、解約の手続き。
現状回復の確認中、何故かひたすら紙飛行機を作って飛ばしていた。
ついでに不動産の担当の方にも、どんなお仕事をしているのかインタビュー。
「おうちを貸したり売ったりするお仕事だよ」という丁寧な答えで本人も納得の様子。
■14:30 司法書士との打合せ
その後、本日最後の予定へ。
登記の関係で司法書士と打合せがあったため、旧事務所から歩いて移動。
打合せの間、手持ち無沙汰な子どもにチェス盤を貸して頂いたり、自作のカードゲームに付き合って頂いたりと色々と配慮頂いた。
ちなみに司法書士というお仕事の説明は、まだ本人には難しかった模様。
■振り返っての雑感
そんなこんなでまる1日仕事に同行してもらったわけだが、何をしたという程の明確な成果まではなかったように思える。
ただ一方で、
"何となくこういうことしてるのかな"、
"色んなお仕事が世の中にはあるんだな"
そんな感想はもってもらえたかもしれない。
今は、それで十分なように思う。
私も家が自営業だったので、幼い頃、よく母に連れられて、会社や銀行巡りに行ったものだった。
そこで見る、家庭とはまた違う親の一面を見て、色々と今の仕事を考えるきっかけをもらったわけだが、それに気付いたのは後々の事だった。
今はまだそんな背中を見せつつ、そこから生まれてくる何かをじっくり時間をかけて待とうという気持ちである。
私個人的には、自分の子どもに同じような仕事に就いてもらいたいとは全く思っていない。
結果的にそれを選ぶのであればそれは結構、ただしそのゴールは自分自身で決めてもらいたいと思う。
なので、寧ろ自分の色は全面に出さず、フラットに仕事全般について触れて欲しい、というのが私なりの考えである。
ゴールは、彼ら彼女ら自身が決めて欲しい。
ただ、そこに向かって走るその手に握るものは、出来る限りでしっかりと渡してあげたい。
バトンリレーでも、バトンを引き渡せる距離と時間は限られている。
それが一つ前のレーンを走る大人として、未来を生きる子供達に残していけるものなのかと。
それが、私の思う #未来のためにできること である。
※ ※ ※
ちなみに…
子どもは未だに私がお花屋さん(あさがお屋さん)をやっていると信じていて、バレていない。
勘が良い子、もしくは女の子だったら、今日の流れを見て私がお花屋さんではないことには気付きそうなものである。
そして何より、夏休み前に持ち帰ったあさがおの世話を"本職だから"と意気込んで担当していたにもかかわらず、さっさと枯らせてしまったことで気付きそうなものだが。
以上、そんなわが家の少し変わった夏休みの自由研究でした。
それでは、また!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?