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多くの社長を見て気付いた、正しい選択肢を選び取るために必要なこととは。

最近の私といえば、仕事の合間を見つけて、ひたすら物件探し。

また見てるのー、と妻にも呆れられてしまう程。

来年1月に独立すると決めたものの、当たり前ながら事務所なんて探したこともないので、そもそも調べ方がわかっていないことに途中で気が付いた。

note初めたての頃、何を書けばよく分からなかったので、とりあえず上京してから住んだ東京の街を順を追って書き綴った際にもつらつらと書いたのだが、東京は街によってカラーやテイストがまるで異なる。

居住用と事務所用、ワンルームと集合オフィス、賃料、間取り、最寄り駅からのアクセスetc...

なんだかどこに軸足を置いて調べれば良いのかわからなくなってきたので、とりあえず良さそうなところを5-6件ピックアップして、今週来週で内見の予約だけ取ってみた。

さて、今回のテーマは、そんな優柔不断真っ只中の他でもない私のための内容、「正しい選択肢を選び取るために必要なこと」について考えてみたい。

スタンスに合わないので極力呼び方をやめて頂いているが、職業柄(?)先生と言われてしまうことも多い。
逆にクライアントである社長は、私からすればビジネスの先生なのだが、特に正しい選択肢の選び方(以下、"選択力"とする)については、人よりもそれを下さないといけない頻度と重みがあることもあって本当に学ばせて頂くことが多い。

その辺りのことも踏まえながら、このテーマについて、少し考えてみたい。

■選択力より修正力

変化の多い時代である。

時代のせいで片付けるのは好きではないが、コロナ禍で変化が加速したのは紛れもない事実だろう。

AかBかの選択をした直後、さらに分岐してaかbかの選択が求められてしまうような状況の場合、正しい選択肢を選び取るのは、結果論にも似たとても難しい行為だと言える。

このような状況の場合、正解を選ぶ力、よりも、選んだものを正解にする力の方がより求められるように思う。

一言で言えば、修正力。不正解を引いた時に発揮されるべきリカバリー力。

これが、能力のある会社の社長はずば抜けているように思う。だから、判断に迷いが少ないし、いざ失敗しても取り返せるという心持ちで、リスクを負ったチャレンジが出来るのだと思う。

事実、コロナ禍でオンラインへの切り替えで、その方向に苦労したアパレルの社長がいたが、最初こそあれやこれやとトライアンドエラーを繰り返していたが、見事なまでの修正力で最終的には前年を越えるくらいの状況まで取り返していった。

正解を選ぶことに注力し過ぎると、時間の面で経験回数(成功/失敗両方である)を重ねることが出来ず、結果として正解を選び損ねることもある、と気付かされた経験となった。

■選択力よりも先に考えるべきこと、とは

とはいえ、間違った選択肢を取ってしまったとして、修正しようにも、あるべき位置に修正できる人とそうでない人がいる。

ーー両者を分けるものは何か。

一言で言えば、あるべきゴールが明確かどうかなのだと思う。

あるべきゴールが不明確の場合、正解の選択肢を進んだり、あるいは不正解の選択肢を修正できたとしても、そもそもの方向性が正しいのかの問題が常に付き纏ってしまうため、すぐにまた二択の森に迷い込んでしまうことになる。

逆に、あるべきゴールさえ明確になってさえいれば、そもそもの判断の基準値を下げることができるので、二択に迷うことが少なくなる。

何故なら、

"どのルートを選んでも,結果ゴールに辿り着けばOK"

という割り切りを持てるからである。

このマインドが判断に及ぼす影響は意外に大きい。

実際に、日々多くの判断を下し、実績を積み重ねている社長程、話していてもあるべきゴールが明確になっているし、そこに至る過程で現れる細かな分岐点にはいちいち悩んでいないような印象を受ける。

その根本にあることとは、リスクを追わずしてリターンは得られないことを経験的に学んでいるからなのだと個人的には思っている。

つまり、最初から無傷での70点を目指すよりも、100点を目指した上で20点程引かれて結果80点残る方が、取り分が多くなるし、その方が次に活かせて人も付いてくることを感覚的に理解しているのだろう。

これが、私の思う選択力よりも先に考えるべきことである。

■おわりに

と、まぁつらつらと述べたが、私もあるべきゴールを再確認して、早いところ事務所を選択しないといけないのだろう。

そもそも失敗を恐れていては独立などできやしないし、先程書いた一種の割り切りを持つべきだろうというのが正直な感覚である。

そんな結果80点を目指して、本日これから物件探しDAY-1を楽しみたいと思います。

それではまた!


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