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8.父が遺したコーヒーカップ

今週ギリギリのUP。
何とか継続しているnote、毎週投稿を目標にしているのだが、今週は危なかった,,,。

今回は洋服や靴とか、ファッションから離れて身の回りの物を紹介しようと思う(実は仕事しながら目の前にコーヒーカップがあったから、それを紹介したらええやんと思い立ち、書いております)。

つまりそう、コーヒーカップのご紹介。

Blendy®︎寿司屋の大きめ湯飲み、くらいデカい

その昔、オカンがBlendy®︎のコーヒー豆を買った時にノベルティとして付いてきたこのコップ、僕が生まれる前から父親が使っていたもの。

経年変化により白ではなくコーヒー色に変化
何という事でしょう、裏までかわいい

物自体は、単なるおまけである訳だから¥0なのだが、このコーヒーカップに対する思い出は結構あるのだ。

親父は僕が大学2回生の時に亡くなった。原因は癌の転移によるもの。僕が高校の時には医者から余命宣告がされており、誰より悲しんでいたのはオカンだった。長文は避けるが、家族みんなで親父の最期を迎え、オカンも乗り切った。親父は病気で倒れたが、親父ラストの瞬間は穏やかな顔立ちで、何なら生きていた時の何倍も男前だった。
そんな親父が酷使(コップに対して酷使?って使わないか)していたこいつ、僕が奥さんと暮らし始めた時から、実家から引き上げてきた。何だか手に取ると親父が側にいる気がするし、思い出深い物だからこそ、いい意味で親父を思い起こさないようにとオカンから遠ざけたのだ。
(ちなみに、タイトル画面の油絵も親父が描いた絵で、そんな感じの理由で現在の住まいに持ってきた物)

そんなコーヒーカップで飲むコーヒーは通常の何倍も苦い、ことはなく美味しい。デザインがレトロで、ブランドが作りたい世界感をノベルティ1つに全力尽くしている感じ、それもまた今の時代にないようでGOOD JOBです。

この文章を書いたことで、更に大切にしようと思えた。これからも僕を支え続けてくれコーヒーカップよ。

今回はここまでです。
ご覧いただきありがとうございます。

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