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「廃坑した世界を生き抜く!」の災難。

暇なときはひたすらゲームをやっていることでお馴染みの私は、現在PS4の「Days Gone」というゲームをやっている。

如何にも最近発売されたようなゲームっぽく書いているがもうかれこれ4,5年ほど前に発売されたゲームである。


このゲームはパンデミックが起き、”フリーカー”というゾンビのようなものが徘徊する世界が舞台のゲームだ。

マップはオープンワールドになっており、大まかなメインストーリーはあるものの、特に「これをやれ」と強制されていることはなく、バイクで走り回りフリーカーを退治するもよし、キャンプの人々を救うもよし、あちこちに散らばるアイテム集めをしてもよし、パンデミックが起きた原因を探るもよし、廃墟巡りをするもよし、現実の私のように自宅にずっと閉じこもるもよし・・・とにかく何をしてもいい、何をするかは自分で決めることができるようになっている。

まさに「誰かのひいたレールの上を歩く人生なんて嫌だね!」という、反抗期の中学生のような私にはピッタリのゲームである。

さっそくゲームをスタートさせると、あまり詳しい説明もされないまま、頭に刺青をしたお兄さんと共に、”フリーカー”が徘徊する世界に投げ出された。

やはりパンデミックが起きた後ということもあり、目の前に広がるのは

このような荒廃した世界とフリーカーたちである。

とにかくこのフリーカーとやらが大勢であちらこちらをウロウロしており、対処法がわからず10分ばかり隠れたり、安全地帯と思われる場所を行ったり来たりした。

「どうしよう・・・」

しかし、言わずもがな何かをしないことにはゲームは進まないため、近くにあった小屋の中をずんずん進んでいると、フリーカーにすぐさま見つかり、4匹に追いかけられるというハプニングが発生した。

とんでもなく噛みつかれたり、引っ掻かれたりしたのだが、アメリカ特有の巨大なゴミ箱に隠れることで、命からがらどうにか逃げることに成功した。
舞台が日本ならば、間違いなく死んでいたところであろう。
サンキューアメリカ。

しかし、安心するのはまだ早い。
このフリーカーによってつけられたキズが後に人体に悪影響を及ぼさないかが心配だ。
ゾンビ業界ではゾンビに咬まれたりすると咬まれた本人もゾンビ化する、というお決まりのルールがある。

まあ、厳密にいうと、この世界で”フリーカー”と呼ばれるものは我々がよく知る”ゾンビ”ではないようなので咬まれたりしても大丈夫そうではあるが、フリーカーは、明らかに”なんかやばそうな菌的なもの”を持ってそうな外見をしているため、どちらにしろキズには用心せねばならないだろう。

さっそくアイテムにあった”包帯”を使用し、回復をしたがそんなもので治る程度のものなのだろうか?
専門的な医療施設に行ったほうがいいのではないか?、と不安になった。

そんな不安を抱えつつ、フリーカーまみれの街を抜けると”キャンプ”という、いわゆる”パンデミックから逃げ伸びている人達”のコミュニティのような集落に到着した。

どうやら、ここが主人公たちの拠点となっていくようである。


だが、主人公と頭に刺青をしたお兄さんは、この世界においてどのキャンプにも属さない”はぐれ者”のようなポジションらしく、キャンプの人達は我々を快く思っていないようであった。
キャンプの住人は、まるで30歳になったのに職にも就かず、プラプラしている息子をみる母親のような目で私たちのことを見てくるのだ。

「なんだよ・・・ゲームにも私の居場所はないのかよ!」

思わず心の中でそう叫んでしまった。

どうやらキャンプの人達の信頼を得るには、色々な”依頼”をこなさなければいけないようだ。
さっそく信頼を得る為、”依頼”を受け探索に出かけると廃墟になった家の中で「布」というアイテムを発見した。

どのように使うかはまだわからないが、「雑巾みてえなフェイスのお前にはこの布がお似合いだよ」というなんらかの私に対するメッセージなのだろうか?

これはお守りとしてこの先もずっと肌身離さず持っていこうと思う。

きっとこの先、ゲームを進めていく上で、銃弾で撃たれたりすることもあるだろう。
きっとそんなときに

「あぶないあぶない、この布を胸元に入れておいたおかげで助かった」

という展開もあるはずだ。


もしかしたらこれは運命なのもしれない。

この布というアイテムをどのくらい得られるのかはわからないが、私は荒廃した世界で”布”を集めるという”布コレクター”として、この世界で生きていく決意をこの瞬間に決めた。

そういう生き方もあっていい。

なぜなら何をするのも自由なゲームなのだから・・・。

それでは布集めの旅に出るので、今日はこの辺で。


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