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僕のネルドリッパーをオススメしたい人はこんな人

コーヒーのドリッパーはどれを選べば良いのか迷う人って結構いると思います。

最初のうちは定番のHarioとか、Kalitaみたいな大手のペーパードリッパーを選ぶ人が多いし
最近はTRUNK COFFEEさんのOrigamiが人気なのもあってそれも候補に入る人も


でもたまにこんな人もいるはず

人とは違うものが欲しい人

デザインと性能、両方求める人

マニアックなものが好きな人

ワンランク上のものが好きな人


僕のネルドリッパーはこう言う人にバチバチに刺さるんじゃないかと思ってます。


そもそも僕の看板商品であるidenz Nel Dripper


「最高なネルとは何なのか」を原点にして作られたネルドリッパーだからです。

最高なネルドリッパーとは何なのか?

それをご紹介した上で僕のネルの魅力を紹介していきたいと思います。


まずデザインがチープじゃない事

市販のネルドリッパーは大体工場で大量生産されているため
作業工程を簡略化するためにかなり簡単なデザインをしてて

とても専門店で使われているようなカッコイイものとは言えませんでした。

かと言って色々なネルドリップ専門店を知っている身としては
そこらで使われているネルドリッパーはよく見ると作りが雑で、あんまり納得いきませんでした。

僕はとにかく針金をただ曲げただけみたいな安っぽいデザインや、作りが雑なドリッパーが嫌で
自分が納得いくデザインを模索してました。


そんなこんなで生まれたのがこのデザイン。


idenz Nel Dripper(アイデンツネルドリッパー)


銅と真鍮の高級感溢れる発色と、シンプルながらも無駄のないデザイン

大型のネルを作った時に閃いた変形防止のために付けられたアームをそのまま流用して、しっかりと巻き付けられた真鍮線で補強されているので
見た目以上に強度があります。

もちろんフレームを強く握ったりぶつけたりすれば歪んでしまうのですが、多少気をつけてれば早々壊れません。

現に自分用に普段使いしているやつは3年くらいしっかりと使えてます。



抽出効率がちゃんと考えられている事


僕は市販のネルフィルターの性能にもとても不満がありました。

市販のネルフィルターを使うと分かるけど、あまりにもお湯の通りが悪い…

もちろんある程度は必要なのだけども、自分が理想とするネルとは程遠いもので
最近の主流である、お湯の通りがよくて浅煎りにも向いてるとなるとある程度の速さが必要と考えました。


そこで片っ端からドリッパーの抽出効率を調べて、何秒でお湯が抜けるのが一番良いのかを模索しました。


ネルドリップは老舗の伝統のせいか深煎りの濃いコーヒーをじっくり抽出するために使われることもあり抽出速度を遅く、お湯が溜まりやすいように作られているものが多いのですが

僕にはそれはストレスでした。

抽出が熟練してくると段々とお湯の抜けがいい方が都合が良く、そうすればあらゆる焙煎度も自由に狙った味に抽出できるようになります。

近年のOrigamiブームもあり、最近はお湯の抜けが良い方が好まれると言うのもあります。

検証の結果は結構前に書いたこの記事で詳しく書いているのですが、あまり口外したくないので有料にさせてもらってます。




最初はフィルターは手縫いにしていたのですが、ミシン目でも性能が再現できることが分かってからはミシン縫いで作ってます。

その方が見た目が綺麗だし、ブレも少ないから性能が同じならわざわざ手縫いにする意味もないので
そっちを採用しました。

老舗のネルドリップ専門店は、なぜか手縫いに拘るのですが
おそらく今は亡き某老舗の伝説的なマスターがミシン縫いを推奨しなかったこともあり、広まったことなので
何も考えずに鵜呑みにするのは危険ですし、当時と今ではミシンの性能が違います。

少なくともウチのミシンは家庭用ではなく一台何十万もする本格的な業務用ミシンであり熟練したプロ(
身内)が作っているものなので、クオリティーの高いネルフィルターを作れます。

見た目は市販と遜色なく、しかもしっかり性能の評価がされているので
僕が考える中でも最高のフィルターだと自負しています。

ただ、あくまでもidenz Nel Dripperのドリップハンドルのために作られている規格品なので
市販のネルとは互換性がありませんのでご注意下さい。



メンテナンスがしやすいこと

ハンドメイドのネルにありがちなのは、フィルターをフレームに縫い付けるタイプが多いことです。

それはそれでフィルターが作りやすくて良いのですが
僕のネルは銅製なのでそのまま水に漬けっぱなしにすると緑青が上がってダメになってしまいます。

また、商品化するにあたって購入者に裁縫をやらせる訳にもいきませんでした。


皆さんは、自分のシャツにボタンをつけたり
ズボンの裾を上げたり出来ますか?


多分9割の人は出来ませんし、そもそも裁縫道具すら持ってないでしょう。


それにもう一つ理由があり、ネルフィルターは冷蔵庫での保管が必要なので
ドリッパーごと冷蔵庫に入れるためには結構大きめの容器が必要になることです。

たかがドリッパーのためにただでさえ場所を取りたくない冷蔵庫のスペースを占領する訳にはいきません。

なのでそれらを考えるとどうしても着脱式でなければなりませんでした。

かと言って市販のネルのような仕組みはハンドメイドでは不可能だったので何とかならないかと
日々頭を悩ませていたところ

ふとこの仕組みが思いつき、早速採用してみたところ見事に成功しました。


こうすれば簡単に着脱ができますし、冷蔵庫の場所も取りません。
また、ドリッパーは水を拭き取って壁にかけておけば錆びません。

「抽出中にフィルターがずり落ちたりしないの?」

と言う質問を頂いたことがありますが、まず落ちてきません。

下から引っ張っても落ちてこないくらいなので、パンパンに粉を入れてお湯をかけてもビクともしませんのでご安心ください。


そんな感じでメンテナンス性も格段に向上させることができました。



初心者でも使いやすいこと


ネルドリッパーは玄人の使う物だと言うのは昔の考え方です。

僕のネルはどの世代にも、どこの国の人でも、初心者でもプロでも簡単に使えることを念頭に入れています。

つまりユニバーサルなネルドリッパーを目指しています。

だからこそ誰でも使いやすいように改良し、抽出効率を調節し、どんな淹れ方でも出来る様にしました。

これからネルを始めようと思っている人にもオススメです。

愛用できる価値があること


僕はidenz Nel Dripperとしてこれを世に出すまで、数年間かけて試行錯誤を重ねて
改良を重ねてきました。

その中でふと思ったのが、市販のネルが安すぎることでした。

無論、それ相応の値段とも言えますが
僕はネルドリップはこだわる人のための抽出法だと考えているので

安っぽい物に趣味として熱いこだわりを持てるかと聞かれたらNOだと考えています。

服も同じで
安いそこそこの服と、一枚数万する高級な服

どちらを大事に着回すかと聞かれたら誰しもが後者を選ぶと思います。

それにネルドリップは、ペーパードリッパーと比べてそこまで頻繁に使うものではありません。

休日のゆったりとした時間や、仕事終わりの癒しの時間に使われるものだと思っているので
そう言う贅沢なシーンで、贅沢に使ってもらいたいと思いました。

僕のネルは、大切に使って貰える人に手に取って欲しい。

使っているだけで様になり、手に取っているだけで満足してしまうようなネルであって欲しいので
とにかくこだわりにこだわり抜きました。

こだわった分誤魔化しが効かないので、工作精度を日々高めながら
一つ一つ、かなり慎重に作っています。

結構難しいんですよこれ作るの

また、オーダーメイドのため在庫が基本的にありません。

そういう意味である程度の値段をつけさせてもらっています。




見かけ倒しでないこと

世の中には見た目が良く、値段が高いだけで質が悪い商品があります。

僕のネルは、使用するにあたって必要な条件を詰め込んでいった結果
あのデザインに辿り着きました。

機能美と言う言葉がありますが、まさしくそれを求めた結果です。

ネルに対する深い理解がなければこのデザインにはならず
もっと簡単になっていたでしょう。

ただ、最低限コーヒーを淹れられれば良いと言う概念は一掃し

何からかにまで考え抜かれた上でのことなので
無駄なく、全てのパーツに意味があるデザインになっています。

是非、実際に手に取って感じてみてください。


これらが僕がネルに求める条件です。



idenz Nel Dripperはこんなネル

僕のネルは最初の頃よりも遥かにクオリティーが向上し
今や自信を持ってプロにもオススメできる代物になりました。

初心者からネルドリップ愛好家、果てはプロまで
誰しもが使いやすく、どんなコーヒーにも使えるネルドリッパーとして
唯一無二の出来になっています。


実際、初心者の方や、プロの方、果ては海外の方にもお使い頂いてます。

僕がただ自分の作品を自画自賛しているのではなく、実際にそう言った評価が得られているからこそ今の自信に繋がっているのです。

idenz Nel Dripper
是非手に取ってお使いください


idenz Coffee Roaster



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