ビジネススクールで教えている武器としてのITスキル(著/グロービス経営大学院)東洋経済

ITを全て自分で使いこなせなくてもいい。使い方を知っていることが必要である。
経営者としても経営論議だけでなくエンジニアなどともテクノロジー論議が出来なければいけない。あらゆるリソースを活用して使える武器にする必要がある。そのためには周囲の人とも連携が必要でありKnow whoが重要である。
一方、注意する点は、ITを使えるようになったからといって武器を振り回すだけでは素人である。

■もっとも印象に残った点

『人間withコンピュータが最強タッグ』
人間にしかできない仕事は、”What=つまり,Issueの特定と考える枠組みの設定”と”ゼロベース、クリエイティブ、イノベーティブの思考“である。

コンピューターが得意な仕事は、”Where-Why-How =つまり、どこが問題でなぜ問題が発生していてどういう対策を打つかを過去の大量の情報から計算して可能性の高い問題解決策を出すこと“である。

★<<So what>>
2030年は我々の仕事はAI・ロボットに大半が奪われていると悲観するのは悲しい。それよりも我々のやるべきことは、環境変化を前向きにとらえ、いかに”人間withコンピュータの最強タッグを組んでやろうか”をTry & Errorしながら進化していくことが必要である。

■外部環境の変化

情報化時代の大変化
①価値    : モノ・所有 < 情報・コト・体験
②事業経済性 : 規模・習熟 < ネットワーク・プラットフォーム
③変化するスピード:持続的進化 < 破壊的創造

★<<So what>>
ようするに事業の戦い方は全く変わっていることを腹の底から理解しないといけない。

■情報化時代を生き残るために何が必要か?

(特にIT分野に関して)
・勘どころを押さえること(特にIT分野に関して)
・複数の情報ソースを持つこと
・物事を構造的に・立体的に把握できること
・陳腐化したスキル→新しいスキルに入れ替える勇気を持つこと

(How to update)
✓Realに体験してみる
✓Networkを活用して情報収集(Web@英語サイト、知人=Know Who
✓関連する別のテーマを深堀

■テクノロジーを使った問題解決のFW(フレームワーク)

画像1

※良いアルゴリズムとは?
→計算が早い/分かりやすい/柔軟性がある
→ちなみに人間は毎回の検索で5秒も待っていたら確実に離脱する。
→しかし世の中には何兆ものデータが転がっているため検索アルゴリズムが脆弱だと時間がかかるか検索Hit率が低く価値低下につながる。

GAFAがここまで権力を握ったのも、このようなFWで顧客課題の解決を繰り返し、UX向上を徹底的にはかったからである。

■P/F型ビジネス構築(プラットフォーム)のStep

①できるだけニッチな顧客層を狙え
②顧客に最高の体験を提供せよ
③ユーザー同士が価値を伝え合う仕組みをつくれ

★<<So what>>
CVP(Customer Value Proposition)を考え、カスタマージャーニーを活用して顧客のペインを解像度高く把握してビジネス構築をしていくことが必須。

■書籍

■読書記録(2020/5~)
・May/3rd/2020
・累計:3冊目

以上

#読書 #読書感想文#ビジネススキル#自己啓発#経営戦略#IT

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