ITロードマップ2018年版(著/野村総合研究所)東洋経済新報社

本来は2020年版が直近で発売されているので最新版を読むべきだったが、積読を消化したく2世代古い本を読んでしまった。が、吸収できる事は吸収しておこう!
とくに人間+コンピュータのタッグの実用部分がより一層リアリティに感じられてきたし事業構想にも有効に活用していきたいと思えてきた。

■もっとも印象に残った点

「人間拡張の時代」が迫ってきており、やはり人間withコンピュータのタッグで本来の人間の能力を超越できるよう変革と創造していく時代が来る。

①身体能力の拡張
・パワースーツや体の脳や筋肉に直接電気信号を送り込んで動かす
・AIによるパーソナルトレーナー
②存在の拡張
・映像で疑似体験(旅行、商品購買検討・比較など)
③知覚の拡張
・スポーツトレーニングやリハビリにて負荷を感じながら運動しているような錯覚をおこす
④認知の拡張
・センシング情報をAIを利用して分析してより高度な判断をする

★<<So what>>
人間が本来持っている能力は10%しか使えておらず、さらにここぞという時に最大限の能力を引き出すためにフロー状態に到達するようマインドコントロールしたりする。これはとっても大事だが、今後の時代は”コンピュータを使って”自分の能力を通常以上に引き出したり、他人の能力を引き出して全体総和でパワー向上をはかるような仕組みも考えていかなくてはいけない。

■今後5年間(2018~2022年)の重要トレンド(≒外部環境)

①ユビキタスAI時代の到来
 →AIが家電、自動車、医療などの身の回りの全分野に組み込まれ意識することなくAIを利用している時代がくる
②音声インターフェースの普及
 →音声で操作ができる。But、音声で対話や意思疎通はまだまだ難しい
③ホワイトカラー業務の自動化の進展
 →RPA、Chatbotなど
④エッジコンピューティングの台頭
 →エッジ(リアルタイム性)+クラウド(高速計算・拡張機能など)組合せで価値を作る
⑤データサイエンスの民主化

最新のトレンドについてはガートナーのハイプサイクルなどを随時参照すべき。

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★<<So what>>
最新技術動向は定点観測的に理解して分からないものは知人に聞きながら動向をつかんでおくことが必要。

■データ分析のSTEP

一般的なデータ分析業務の流れは、ITスキルの本と類似したフローが記載。
結局、経営陣のビジネススキルとしては前半の部分が重要で、データサイエンティストなる超希少な人材がアルゴリズムとその前後を構築していく事になる。

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■書籍

■読書記録(2020/5~)
・May/4th/2020
・累計:4冊目

以上

#読書 #読書感想文#ビジネススキル#自己啓発#経営戦略#IT

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