酩酊
日ごろから、どこか酩酊しながら生きている気がする。
日常と言うものも、考えてみれば、ある種の幻や思い込みの積み重ねで、そのことに耐えながら日々をしのいでいる。
もちろん、最低限の協調性やはからいは持ちながら、社会に順応しつつ、それとはうらはらに叫び出したくなるような、違和感を感じたりしている。
若い頃は、感情を消費しながら何とかやっていたけれど、最近は歳をとったせいか、消費した感情がなかなか回復しない。
今は毎日二日酔いになっているみたいなものだ。
だから自分は、あまり飲み会などで酒を飲むのが好きではないのかも。
もうそれほど過剰なエネルギーを摂る必要はないし、今のこの幻にいる自分を、そこから救い出したい、みたいな気分でいる。
さて、土曜日の朝だ。少しだけまともになろう。
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