秋山タイジ

曲を配信しています。音楽のほかに哲学や映画、小説なども。最近は宇宙やAIに興味あり。以前、編集の仕事をしていた。プロフィール写真はその頃のものです。https://taizi.website/

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[告知]Nolymuse (EP) - 新しいアルバムが配信されました

noteに最後に投稿してから2年近くが経ち、しばらく御無沙汰しておりましたが、先日、新しいアルバムが配信されました。2020-21年に制作したもので、アルバム名は『Nolymuse(ノリムース)』といいます。曲は、インストゥルメンタルのほか、Merrow,YOKO(NEUTRINO)を使っています。 Nolymuse曲については、下のページでも説明しています。 Nolymuse - アルバム内容と曲の説明 01 アオイスクリプト:体験に関する演算子Cbを使い、有限回路によ

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    • 神話のファブリケーション

      今年(2022年)の1月3日に書き終えた文章です。詩のようなものというか。 見えているのに遠い場所ロマンとは遠さのことかもしれない。そこはただ遠くにあるだけではなく、見えているのに、遠すぎて辿り着くことができない場所のことだ。たとえば宇宙。宇宙は見えている。満天の星々として。銀河として。けれども、遠すぎて到達できない。神話も同じだ。知っていても体験できないから、それは物語られるしかないのだ。自分で体験できない神話は模倣されていくしかなく、そこから促される自覚はニセモノという

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      • ホームページを新しくしました

        noteで久しぶりの投稿になります。ホームページを新しくしました。 これまでのホームページは、10年近く前につくって、あとから色々と加えたり外したりしているうちに、いつの間にか、ゴチャゴチャとなんだかわからないものになってしまい、前々から変更しようと思いつつ放置したまま過ぎていたのですが、 先日、ようやく新しくしました。 とくに凝ったものではないですが、今までより少しはすっきりしたんじゃないかと感じています。

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        • 消滅後の世界

          2019年に配信した両A面シングル『東京零年/消滅後の世界』に収録している曲です。1曲目の歌詞内容から随分時がたった、ある日の場面をイメージした歌詞で、主人公は「彼が見ている世界」のなかにいて、世界が「消えてゆく」ことで始まりを示唆してみた内容です。また、後半にあるピアノ・ソロの箇所は、この曲のサウンド・データを解析し、それをシーケンス・データ化したものを手を加えないまま演奏させてみたものです。 彼が見ている世界のなかでわたしは 眠い目をこすりドアを開ける ねえ、窓の外に見

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          サマンサ・リリー

          ▶ Spotify  ▶ Apple Music 「サマンサ・リリー」は、2018年に配信したアルバム『ソラ・アオイデー』に入っている3拍子の曲です。 黄昏に沈む電飾の都會(みやこ) 大虚(おおぞら)に輝(ひか)る百千(ももち)のヱレクトロン 星の静寂(しじま)に合成の女神 噫(あゝ)響く聲はソプラノの挽歌(ヱレジー) 官能の廃墟は此処に 目眩(めくるめ)く回路は動き 花咲き謡う機械 サマンサ・リリー 幻影で出来た硅素(シリコン)の妖精(ニンフ) 其の意識は遠く海に灌

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          8月の緑

          昼の緑地。木々は静まり返っていて、生い茂った緑色がちょっと生々しく迫ってくるように感じられる。今年も猛暑だけど、去年までの熱波とは違って暑さは少しマシかなと思う。帰ったらしなければならないことが残っていて、それが片隅に引っかかっているのだけど、短い時間、目の前の景色を写真に撮っていた。

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          データ・イン・ダスク- Data in Dusk

          「データ・イン・ダスク」は2018年に配信した『アストロライフ@サイバーパーク』収録曲です。 *************************************** 薄暮れの空に霞んだデータ(架空の) 静かな郊外に出現するあの未来 見慣れないロボット(虚数)装置の残骸 電子の赤い眼がこの場所を覗いている いま、すべては流れ出し(消える) 浮かぶ記号を拾って 遠くまで情報の霧が、 *************************************** ■『アストロライフ@サイバーパーク』 https://taizi.website/disc/astrolife_cyberpark.html https://linkco.re/YV4rZmVA

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          暮らしのルナ

          「暮らしのルナ」は、3拍子の、シンプルなフォークソング調の曲です。19歳の頃に作った曲をリメイクして、アコギの伴奏をメインにUTAUで歌わせています。2018年に配信した『ソラ・アオイデー』収録曲。 ********************************************* G 朝早くから刈り入れものを 大地の奏でる調べのなか 河は流れ雲はちぎれて 山々の楼閣はそびえる Em  Bm/D C  GMaj7 Am7 G D7/F# 長い黒髪   を肩 まで 垂らした Em   Bm/D C GMaj7 Am7 G 女は空を見上 げ深くう  なず く 日が暮れると服を繕い 神への踊りで身を清める 星は光り月は輝き 曖昧な空は人を包む 明日を見つめている黒い瞳で 女は今日の無事を夫に伝える ********************************************* ■『ソラ・アオイデー』 https://taizi.website/disc/sola_aoide.html https://linkco.re/MqHV191Q

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          どこかの場所からの眺め

          写真に写っている光景のなかに自分はいないけれど、どこかからそれを眺めている自分がいる。空とか、遠くの山々、街、木々といったもの。カメラは外界を内側へと裏返して記録する装置で、写っている景観はどこか特定の場所からの眺めなのだから、その場所から見ている誰かがいなければ、世界は成立しない。どこでもない場所から世界を眺めることはできないだろう。誰の視点でもない眺めというのは想像できないけれど、誰かが見ているわけではなくても、世界はそのとおりにあって、眩しい光を発している。

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          感覚の変容と、メディアのなかの音楽

          目次 1.メディアがメッセージの時代  ■ テレビ・ラジオ・レコード  ■ ロック 2.デジタルによる再帰的なループ  ■ 音声のメディア  ■ ヒップホップ 3.流通する文字と非実在性  ■ インターネットと文字入力  ■ ボーカロイド 1.メディアがメッセージの時代■ テレビ・ラジオ・レコード 1960年代は、音楽が広範囲に普及した時期だった。当時、ビートルズが「若者文化」の在り方を覆すほど巨大な影響力を持ったのは、テレビ、ラジオ、レコードといったメディアが彼らの音楽

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          「SF音楽」についての思弁的なメモ

          2015年にディープラーニングがブレイクして、人工知能は世界を変えた(のかもしれない)――音楽にも多大な影響を及ぼしていているAIは、いったい何を変えたのか、ということを思弁的に綴ったメモです。 1. 詩人としての人工知能 ■ 芸術のサイボーグ化 人工知能がつくりだしている「作品」は、芸術が構築から解体に向かいはじめた頃の、無調的な音楽、シュールな絵、ダダイスティックな詩、といった作風に「似ている」という印象があって、また、そういう表現が得意なようにも感じられる。かつて、

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          planar

          「planar」は短めのインストで、タイトルは「平面の」という意味です。2015年につくったもの。未配信の小曲です。

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          Ambiguity

          「Ambiguity」は2014年に配信した曲です。スローでアンニュイな、5小節のミニマルというか…。タイトルは「曖昧さ」「両義的な」という意味で、アンビバレンスと似ているようで違う言葉という。UTAUの歌唱によるループの箇所は「ことばはうたになって」 『Butterfly Mode』というシングルの2曲目として配信しました。 https://linkco.re/1dU6BsxB

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          メトロポリス

          昔、どこかで買った「メトロポリス」のビデオ。長いあいだ、観ることなくしまってあるものだけど、映画のなかでアンドロイドが誕生するシーンを、時々、思い出すことがある。1927年の映画だから、遠く、かつては存在したものたちの記録のように古く、フィルムにはアンドロイドの精巧な容姿が映しだされる。まるで原型のイメージみたいに、消滅した時間のなかで金属の身体は輝いている。幻影のようなその姿は、時間を超えて顕在化してくるものようにも思えてくる。100年近く前のこの映画を、まだ、忘却すること

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          ブラウン管テレビ

          部屋にはブラウン管のテレビが置きっぱなしになっている。デジタル放送開始前に買ったもので、久しぶりにスイッチを入れてみたら、画面が明るくなった。壊れてはないが、放送は映らない。一昔前の芸術作品のように砂の嵐がうごめいているだけで、使い道もない。昭和のレトロな年代物でもないから、インテリアにもならない。ただ、ビデオデッキと繋げてあって、昔録画した映画などを観れるようにしてある。それが唯一の使い道なのだけど、動画の多くはPCで観れるから、滅多に使うこともないまま、ずっと部屋に置かれ

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          アンビエンス[遅れる声と中心からのズレ]

          アンビエンス(ambience)とは「環境」「雰囲気」といった意味の言葉で、音楽の場合には「響き」として使われることが多い。「響き」は、音楽を聴くには欠かせない要素だけど、どこかで演奏すれば、その「どこか」は必ず地面とか壁とかがある空間だから、音というのはイヤでも響くことになるわけだ。スタジオや、コンサート・ホールといった場所は音楽を演奏するための専用の空間で、音の響き方ということまで計算してつくられているし、デジタル楽器を使った音楽などでも、リバーブやディレイといったエフェ

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