台湾の秘境、「霧台/ウータイ」へ行くには
太陽です。ひと味違う台湾の旅におすすめなのが、「霧台/ウータイ」です。ここは、台湾の先住民族ルカイ族が住む地域で、台湾の南にある都市「 屏東/ピントン」からバスに乗って50分ほどのところにあります。
霧台の風景です。山なりが美しいですね。
私は、本「地球の歩き方」でこの霧台の風景の写真を見て、台湾にこんなところがあるんだ!と思いました。たった一枚の写真と数行の紹介文でしたが興味を持ちました。「霧」の名も美しそうなところだなぁという印象もありました。
上は博物館です。建物に施されたルカイ族の装飾が素朴で愛らしいです。
私は今まで台北だけしか行ってなかったし、先住民族がいることも知らなかったですし、しかも場所が台北から遠く、南部の山の中にあるとは、、、とてもワクワクしました。少しの怖さもありましたが、行ってみたい!と思って行くことにしました。海外ひとり旅は初めてだったので漠然とした不安もありました。
霧台の案内地図です。歩いて回れますよ。
霧台は山の中にある地域です。ゆったりとした空気と、霧がかかる山が刻々と表情を変えながら雲が流れて行きます。ここには都会の騒がしさはありません。のんびりとゆったりとした時間があります。
山の斜面に沿って民家や教会、学校、先住民族ルカイ族についての博物館、ルカイ族の装飾が施された民宿などがあり、泊まることもできます。私は日帰りで1日のんびりと過ごしました。
霧台は、秘境でありながら観光する人にもやさしい場所です。
カフェで一休み、、
地区の中を歩くと、ルカイ族の祭りの様子を表現した壁画やレリーフ、特徴的な石の教会などを見ることができます。カフェもあるので一休みもできますよ。
この地区を歩いて散策しながら、ルカイ族の文化と、スローな山の空気に触れる旅を通じて、癒されたり力をもらったりしてください。
奥に見える建物は教会です。
霧台への行き方
ルートは台北→屏東→霧台と電車やバスを使って行くことができます。
1 台北→屏東/ピントンへ行く
バスで行く
私はバスを利用しました。時間がかかる分、割安です。また車内でUSBが使えるのでスマホの充電もできました。ありがたかったです。
バスに乗るには、台北駅の目の前にある、「台北バスステーション(台北轉運站)」へ行きます。バスはここから出ます。乗るバスは、king bus國光客運(1839に乗ります、乗車時間は5時間10分)、またはU bus統聯(1613に乗ります、乗車時間5時間30分)がピントンまで直通で出ているバスです。
他の都市も巡りたい場合もこの台北バスステーションから行けます。行きたい所までバスのチケットを窓口で購入できます。(私も他にも行きたい所があったので直通ではなく台中を経由して行きました。)
バス内で充電できました。
鉄道で行く
台湾鉄道で屏東/ピントンまで行くことができます。
こちらのサイトで、台北発、屏東着で検索すると乗る電車がわかります。
検索結果は、「出発駅-到着駅」ところを見ると始発駅と終着駅の名前(例えば台北-台北、台湾を一周するという意味)しかでないので、「あれ、台北-屏東 というルートがない、、、」と一瞬思います。ですが、「列車番号」の数字をクリックすると、停車駅が表示されて、屏東駅も停まることがわかります。かかる時間は、早くて4時間で屏東まで行くことができます。価格は700〜900台湾ドル(2500〜3200円くらい)です。
屏東駅です。大きくてきれいです。
そのほかのルート
ここでは台北→屏東→霧台のルートを紹介していますが、他にも台北→台南または高雄→屏東→霧台という方法もあります。
台南や高雄で一泊して、朝から屏東へ向かい、霧台へ日帰りで行くというルートです。メリットとしては台南や高雄を楽しめることです。また、ホテルも屏東より多くて泊まりやすいというメリットもあります。屏東に泊まると霧台へ行きやすい反面、ホテルは少しほかの都市より割高なイメージがありました。
屏東の夜市はバイクが多いので注意です。とても賑わっていてローカルな感じが楽しいです。
2 屏東/ピントン→霧台へ行く
屏東/ピントンに到着したら、ここで一泊するのが私のおすすめです。
朝イチで霧台へ行く始発のバスに乗ることができるので、霧台での滞在時間を長くとることができます。あとローカルな屏東のまちの風景や夜市も楽しむことができました。
屏東の夜市の風景です
バスで行く
霧台へはバスを利用して行きます。easy cardが使えます。下記サイトは屏東-霧台の時刻表です。便は毎日運行していて、3便あります。
上の段が屏東→霧台、下の段が霧台→屏東です。私は7:45の便に乗って霧台へ行きました。バスの運転手さんに霧台へ行く旨をあらかじめ伝えてください。入山許可証のようなものを書く必要があります。
屏東のバスステーションの切符売り場です。
霧台の時刻表です。3便だけですね
屏東のバスステーションはコンビニもあり便利ですよ。ここで水など買って行きましょう。朝イチのバスステーションはがらんとしていました。
バスや電車にはeasy card(suicaのようなプリペイド式乗車券)を利用するのが便利ですよ。下記のサイトで詳しく買い方など教えてくださっています。
台湾の秘境に行くことは、海外ひとり旅が初めての私にとってとても冒険でしたが、とても楽しかったです。帰りのバスに揺られながら、霧台の風景をもう一度見ることがあるのかな、この風景はもう二度と見ないかもしれないな、、旅って一期一会なんだなぁとしみじみ感じながら霧台をあとにしました。
あなたも、あなただけの旅を楽しんでくださいね。この記事がお役に立てれると嬉しいです。
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