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学校に行かないことを選ぶまで(管見)

学校に行かないことの問題点学校に行かない子のもつ危険性とで

子どもが本当に欲しいのは、自分に対してエネルギーをかけて対峙してくれる相手

を不足する懸念があり

自我に弱い父性を抱え呑みこみ母性に足を引っ張られながら、生きていく

懸念があるため

お子さんが学校に行けなくなったとしても、再び行けるようになる可能性を残す橋渡しをしながら、じっくりとご検討されることを僕はオススメします。

とお伝えしました。今回は、学校に行けなくなった問題点を洗い出した結果、学校に行かないことを選ぶまでを考えてみたいと思います。

もし仮にたいたけの子どもが学校に行きたくないと言い出したら、たいたけはこれまでお伝えしてきましたように、まず安心・安全な場を用意し子どもをそこで過ごさせ、合理的な思考の枠組みを外して時間軸の認識を弱めます。次に子どもの自由にさせて、ときおり一緒に行動(お茶を飲む、ゲームをする、公園や森に行く等)したり、同じ空間で別のことをしたり、たまに言葉を交わしたりし、一緒の時は受信側の共感力を高めます。そして学校関係者、同級生、同級生の保護者、学校の事情をいくらか知っている人に少しずつ情報収集していきます。

子どもの心理的安全性が確保され、かつ学校や学級の状況を多角的に見て学校に行けないことに合理性があると思ったとき、学校に行かないことについて、調べたり、検討したり、話しあったりします。

日本社会の格差が拡大し続けているなか、日本が政府総支出に対する教育の公的支出総額の割合がずっとOECD諸国最下位グループで、さらに教員がギリギリの状態で勤務せざるを得ない状況がつづいていることを考えれば、中には過酷な状況に教員の力及ばず、生徒に学校に行かない合理性が生じてしまうのは十分あり得る話です。

自宅学習、オルタナティブ・スクール、フリースクール、オンラインスクール、学習塾、保健室登校、別室登校、放課後登校などを調べていきます。

人間関係がらみの社会的(外なる)問題として、学級や担任の教員が限界に近い場合は別室登校などでやり過ごしていけば学校に復帰する可能性(年度切替えや教員が不登校になる環境リセットなど)もありますが、学校が限界に近い場合は学校に全く行かない選択をする可能性が高まります。

また心理的(内なる)問題として、僕や妻が子どもに過度に期待し過ぎたり、無理をさせていたり、放任しすぎていたりする場合は考えと行動を改め、トラウマなどの問題を子どもが抱えている場合は、スクールカウンセラーやカウンセラーに相談しに行きます。また家族全員のふり返りや自身の内面をさぐる機会をつくります。

いずれにせよここからは
スヌーピーの言う

“It takes courage to sail in uncharted waters"
(地図のない海をわたるには勇気が必要だよね)

という状況です。

学校に行かないことを選ぶのは、地図のない冒険。
頼りになるのは自分達の心のコンパスと勇気だけです。

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